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たむら電鉄 コンサル道中記

97ターン目「繁盛院を最速で作る"立地選び"のポイント」

2017年08月30日(水)/

本日は97ターン目 『繁盛院を最速で作る"立地選び"のポイント』というテーマでお伝え致します。 「治療院の立地を"家賃"で決めてはいけない本当の理由」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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斉藤

:こんにちは、株式会社クドケンの>斉藤です。

田村剛志の田村電鉄、今回は97ターン目をお届けいたします。

 

田村

:それでは、本日も出発進行。

 

斉藤

:ということで今回もQ&Aをお届けさせて頂きたいと思います。

早速ご質問です。東京都内で交通事故と自費を中心とした整骨院の開業を考えております。

物件の選び方について是非アドバイスをお願い致します。

 

田村

:東京都内だと人口が多いですから交通事故の件数そのものはあるんですけど、人口に対して車に乗る人の数のボリュームが少ないので整骨院の一件あたりに対する交通事故の発生割合というのは低くなってしまう。

私が知る限りと都内で交通事故が売上の柱になるぐらい集客できている治療院さんってあまり記憶にないんですよね。

本当にあって月に数件の患者さんがいらっしゃるぐらいなので東京都内だと交通事故を軸に考えるのは少し難しいのかなという風に考えています。

 

斉藤

:なるほど。

 

田村

:逆に言えば、自費に関しては全国でも屈指のやりやすさがあるなというのは、今の整骨院の自費導入、自費移行というものです。

言われ始めて5年ぐらいになりますけど東京都内の場合は、それ以前から家賃が高かったり人件費が高かったりという問題があるので、保険だけでやっている治療院さんってあまり多くないんです。

保険にプラスして自費を頂いてる治療院さんというのが昔から多いんですよね。

 

斉藤

:はい。

 

田村

:なので、患者さん側も自費を払うことに対して慣れている方が多いんですね。

そういう意味で言うと自費を頂くということに関していうと東京都内はやりやすい部分があると思います。

出店地を考えた場合には狙っている見込み患者さんがどういう交通機関を使っているのかということから考えていくのがいいんですね。

 

斉藤

:交通機関ですか。

 

田村

:東京都内の場合はさきほども言ったように車に乗る人があまり多くないです。

車の台数そのものは多いですが、日常的に車を足として使っている方の数はあまり多くはないわけです。

駐車場も高いですし、車両の維持費がかかってくるわけなので車に乗るよりは電車を使う人の方が

圧倒的に多いわけですね。

 

斉藤

:ということは…

 

田村

:東京都内で開業する場合は駅を中心に考えられた方がいいのではないかなと思います。

どの駅に出すのがいいのかという風に考えた場合にはちょっと複雑なので、この短い時間で簡単にお答えすることは少し難しいんですが、一つ基準になるのが乗降客数。

乗り降りする人の数、これはすごく基準としてなりやすいので、東京都内の場合だったら少なくとも3万人以上の乗降客数というものは見てもらった方がいいと思います。

 

斉藤

:なるほど。

 

田村

:関東圏以外だと乗降3万人以上の駅ってなかなかなかったりするんですけど、東京だと特に

乗降3万人以上の駅ってたくさんあります。かつ、電車でいうと急行とか特急とかというものが止まるような駅はねらい目になります。それも乗降客数が増えますから。

さらに言うと2つ以上の路線が乗り合わせるターミナルになっているような駅。これは乗降客数が非常に多いですし、色々なところから人が出てくる部分がありますので利用される方の数が多くなる。

 

斉藤

:うんうん。

 

田村

:ただ、ここもポイントで“乗降”なので乗る人が多い駅なのか降りる人が駅なのか。ここも見ないといけないところがあります。

例えばサラリーマン・OLを狙う夕方以降の場合だったら今言ったようなターミナル駅を狙った方がいいんです。ただ、主婦層とか学生を狙っていくといった場合には選定理由が変わってきますね。

もちろん学生さんの場合だとそこの駅に降りる方が多ければOKではあるんですけど、主婦層を狙った場合、主婦層はそんなに日常生活の中で電車は使いません。

 

斉藤

:ポイントが変わってくるんですね。

 

田村

:なので、どちらかというとそのエリアの人口を見ていかないといけなかったりします。

今言っているのは主にサラリーマン・OLさんを狙った場合には、駅の乗降客数をしっかり見てもらうというのがいいですよ。

特に3万人以上の駅を狙っていただく、急行・特急が止まるような駅を狙っていく。

2線以上あるようなターミナル駅がおすすめですよ、と。

 

斉藤

:なるほど、何か注意することってありますか?

 

田村

:こういうところは住んでいる人口も多かったりするので、気をつけなければいけないのは、乗降客は多いけど住んでいる人がいない駅。千代田区とかあのあたりにいくと結局、住民がいないから一定の時間しか集客できないという問題が起こってくるのでここは注意が必要になってきます。

 

斉藤

:開業する前によく調べておかないと。

 

田村

:そうですね。だから開業する前にどういうコンセプトで、誰を対象にやるのかということによって場所の選び方が変わってきてしまいますよということですね。さらに言うと駅でも出口がいくつかあるかを見ておいた方がいいですね。東京って大きい駅が多いですけど、その分出口も多いんですね。

そうすると人が分散するので、どこがいい立地なのかということを捉えにくかったりします。

 

斉藤

:なるほど、出口ですか。

 

田村

:だから、今回初めて開業されるということであればあまり大きな駅ではなく、乗降数が10万人20万人を超えるようなものすごく大きな駅を狙うよりは、今言った乗降数3万人から6万人ぐらいの駅で、出入り口が2つぐらいしかなくてメインになっている駅がはっきりしているようなところですね。

そういう駅は人が通るところ導線というのがはっきりしてるので、その導線上に出店して頂くというのが一番いいのかな、と。

かつ、駅から3分以内という物件が見つけられると成功に近づけるんじゃないかなと思いますね。

 

斉藤

:そういうところを逆算していかないといけないですよね。

 

田村

:そうですね、家賃が安いから高いからという理由ではなくどれぐらいここで売り上げを立てられそうかなという概算のもとにやって頂くのがいいかなと思います。

最後、まとめると東京都内の場合では交通事故は狙いにくいということが大前提。

中にはいるかもしれないですけど、私が知る限りではあまりいらっしゃらないので東京都内では交通事故狙いは避けた方がいいでしょうということですね。

 

斉藤

:なるほど。

 

田村

:さらに、自費を取りやすいエリアなので自費は積極的に狙っていいと思います。

自費を頂くのであれば、勤労層サラリーマン・OLさんなど働いている方をターゲットにした方が自費は頂き易いですのでそういった方を狙いにいった場合には乗降客数の多い駅。

少なくとも3万人以上の駅、ただし大きすぎてしまうと出口が分散しますので出店をするエリアが狙いにくくなりますので、3万人から6万人ぐらいの駅で出口が明確になっているところにメインの人がたくさん通ることが明確になっているところに出店されるのが成功の近道だと思います。

出店地を1つだけではなく候補をいくつか挙げてひたすら足を使って稼ぐ。

インターネットで調べているだけではいい物件は出てこないから直接現地に行って不動産と話をしていい物件を見せてもらうことをして頂くことがいいと思います。

 

斉藤

:本日もたむ鉄もお伝えして参りました。

 

田村

:本日もご乗車ありがとうございました。

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