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たむら電鉄 コンサル道中記

81ターン目 前編 「あなたに合った方法で繁盛するポイント」

2017年03月15日(水)/ コンサル道中記

本日は81ターン目 前編『あなたに合った方法で繁盛する』というテーマでお伝え致します。 「院を繁盛させるためにあなたが最初に決めるべきこと」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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斎藤

みなさん、こんにちは。株式会社クドケンの斉藤です。
田村剛志の田村電鉄、本日は第81ターン目をお届けいたします。
それでは田村社長、よろしくお願いいたします。

田村

はい、それでは本日も出発進行。

斎藤

今回もご質問をいただいております。ご紹介してまいります。
「一人治療院をやっております。最近クドネンさんのDVDを購入しまして、クドケン店舗でやっていることをいろいろと実践しようと思っています。ただ、不安なのはこれがそのままクドケン店舗さんのようにうまくいくかどうか?そういった点が不安です。ぜひ、どのようにやっていったらいいのか、アドバイスをお願いします。」というご質問です。

田村

なるほど。猿まねはうまく行かないんですよね。
もちろんクドケン店舗でやっていることで、一人治療院さんでも生かせることってたくさんあると思うんです。
私も実際一人治療院さんから何十店舗の展開をやっているところまでを見ていますけど、クライアントでいらっしゃいますけど、共通してできることってあります。

斎藤

はい。

田村

POPの作り方であったりとか、チラシのレイアウトであったりとか、そういったところは共通しているものなので、良いと思うんですね。
ただ、内容的なものだったりとか、自分の立ち位置、ポジションと言われるものですけど、ここによって選択する力を付けなきゃいけないと思うんです。

斎藤

なるほど、自分の院に合った内容を選択する力ですね。

田村

今業界全体に情報がすごくあふれています。
クドケンさんだけじゃなく、いろいろなところからDVD出ているし、セミナーもいっぱいあるわけですね。
その中で自分に合った情報を選び出すっていうことをできなきゃいけないわけですよね。経営者として。一人治療院でも経営者なんで。
一個一個の教材とか情報とかが悪いわけじゃないんですよね。

斎藤

はい。

田村

自分に合った情報をチョイスできているか?っているかっていう受信側の問題が非常に多くあると思うんですね。
前回、一人治療院とチェーン店で戦い方が違うんだよって、強み弱みが違うんだよっていうお話をしたと思うんです。

斎藤

そうですね。

田村

クドケン店舗っていうのはオープンから私も関わってやらせていただいていますけど、そもそも展開すること前提でスタートしているので、短期間で展開するんだという事業計画の元、スタートしているので、展開することっていうのを優先してスタートしています。

斎藤

はい。

田村

ここ優先順位が違うわけですね。
展開するためには早く覚える技術が必要、誰でもすぐできる技術が必要だと。
誰でもすぐできる技術で対応できる疾患を相手にしなければならない。
そこで顧客ターゲットが決まってくるわけですね。

斎藤

なるほど、優先順位。

田村

展開することで技術が決まり、集客する対象が決まり、その対象に対してどの位の価格でやったら受けるのか?価格設定が決まり、こういう優先順位で物事が決まっているわけですね。
例えば一人治療院で自分一人で200万円売り上げ作りたいという人がいたとして、斉藤さん分かると思うんですけど、クドケン店舗のシステムでやった場合には絶対に不可能ですね。

斎藤

無理ですね。

田村

分単価の設定が全然違うので、クドケン店舗だと80万から100万位、一人の売り上げがなるように設計してますから、それで良いんだという設定と営業時間、営業日数、価格設定をしてるわけですね。
スタッフにそれほどプレッシャーがかからない、気楽に、言い方悪いですけど、それほど思い悩まずに施術に入れるような料金設定と施術内容、対応疾患にしてるわけですね。

斎藤

うんうん。

田村

だけどそこが目指しているものが違うんであれば、一人で最低限の売り上げをあげるんだというようなことであれば、当然分単価をもっと高く取らなくてはいけないわけですね。
一人で200万あげようと思ったらですね、分単価的にはどうでしょう?週6営業として、週6営業だと大体稼働率が6割ぐらいの稼働だとして、7000分ぐらいですかね。
月間労働時間、施術時間が7000分ぐらいになってくるので、7000分で200万行こうと思うと300円弱ぐらいの分単価がないと届かないわけですよね。

斎藤

そうですよね。

田村

だから安く行くんだったら10分3000円ぐらいの価格設定で行かなければならない。

斎藤

10分3000円。

田村

10分の治療で行った場合に、6日間営業だと、大体4週だから24から25日営業ぐらいだと思うんですね。
200万だとしたら一日に8万円ぐらいの売り上げを立てなければいけないわけですね。
8万ぐらいないと200万って行かないわけですよね。

斎藤

確かに。

田村

一日4万円で25日あって100万円ですから、倍なんで。
一日8万ぐらいは売らなきゃいけないといった場合に、3000円だと何人診なきゃいけないんだとなってくる。体力の問題が出てくるわけですね。

斎藤

そうですよね。

田村

ちょっときついぞと。
一人治療院で全く受付がいなかったりすると、会計のタイミングの回数が増えると、稼働時間が落ちるんですよね。
クドケン店舗は受付ちゃんといるんで、受付さんが専任で回してくれるから,施術者はベッドサイド離れなくて済むわけですよね。
次から次へと患者さん診ることができると。
なので高回転が可能であるということなんですね。
だけどお会計まで全部自分一人でやっているというと、お出迎えお見送り、会計の処理、日報を付けるとか、そういうことも全部一人でやらなくてはならないわけですね。
そうすると施術できる時間がそもそも減ってしまうわけですね。
そうするとさっきの1分単価300円の設定ですらも、200万達成は難しくなってくるかもしれないっていうことです。
まあ難しくなってくるというか、それは確実だろうと言えますね。稼働はそれほどできないはずなので。

斎藤

確かに。

田村

って考えた場合には施術時間を長くしなきゃ、時代と逆行しますけども、施術時間を長くしたほうが良いかもしれない。
施術時間を長くして一回当たりの治療効果を上げて、患者さんの満足度を上げて、一回当たりにいただく料金を上げていく。
繰り返し治療することによって良くしていくっていうよりは、一度の治療で治療効果を最大限出すんだと。
その分時間はかかる。
しかし結果は出るから料金は高めにいただいても患者さんの満足度は上がると。
そういう治療をしていかなければならないですよね。
やっぱり一人治療院と、クドケン店舗みたいにスタッフを10人20人雇ってやっていく場合では戦略が大きく変わってくる。

斎藤

うーん、確かに。

田村

自分のビジョンをしっかり決めておかなくてはいけない。

斎藤

ゴールをですね。

田村

そうですね。

後編に続く...

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