76ターン目 前半 「2017年を勝ち抜く 治療院が持つべき特徴」
2017年01月04日(水)/
コンサル道中記
本日は76ターン目 前半『2017年を勝ち抜く 治療院が持つべき特徴』というテーマでお伝え致します。 「なぜ●●の優れた治療院が2017年以降は生き残れるのか...?」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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斎藤
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皆さん、こんにちは。株式会社クドケンの斉藤です。田村剛志の田村電鉄、本日は第76ターン目をお届けいたします。それでは、田村車掌よろしくお願いいたします。
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田村
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それでは、本日も出発進行!
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斎藤
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ということで、2017年第1段ということで。
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田村
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明けましておめでとうございます。
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斎藤
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明けましておめでとうございます。
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田村
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今年もよろしくお願いいたします。
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斎藤
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お願いします。
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田村
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年始ということなので、2017年、今後の治療院業界がどうなっていくのかっていうようなお話をしていこうかなと思います。もちろん時期的なものもあるんですが、昨年の11月くらいから「結構集客が厳しくなってきて…」といったご相談を受けることが多くなりました。
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斎藤
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はい。
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田村
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これはどういうことかというと、1つに、マーケティングが浸透しつつあるということ。治療院業界全体にマーケティングが浸透してきたので、ホームページなんかが固まってきています。テンプレートが固まってきていて、みんな同じような感じのホームページになってきているんですね。
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斎藤
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そうですね。検索して開けば、大体同じ構成ですよね。
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田村
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そうですね。集客できてる治療院さんのホームページを見れば、言い方悪いですけど、パクれてしまう。結果的に、キャッチコピーなんかも、ライティングっていうのは非常に大事な技術ではあると思うんですけども、ヒットしているコピーをパクってしまえばいいというような状態にもうできてしまうので。見ればわかりますから。大体どこも同じようなこと書いてあります。口コミ1位とかね。地域口コミ1位とか、リピート率何パーセントとか。
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斎藤
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そうですね。当たり前になりましたね。
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田村
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患者さんの声があって、もうみんな同じような感じ。こうなってくると、今まではマーケティングでキャッチコピーとかを使うことによって、立地的に不利な先生でも集客できたりってことがあったんですけど、もうみんな同じベースになってきてしまうと、やっぱり今度は立地がいいところが有利になってきてしまうわけですね。
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斎藤
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なるほど。
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田村
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患者さんがホームページを見るときに何見てるかっていうと、まず“自分の悩みに応えてくれるかどうか”ってことを最初に見ています。ただ、今ではどのホームページを見ても、大体自分の悩みを応えてくれそうだという状態になってきています。なんとなく同じようなこと書いてますから、願いは叶えてくれるんだろうというような感じになりますよね。
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斎藤
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キャッチコピーでの差別化が難しくなってきているんですね。
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田村
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じゃあ、次に見るのどこかっていうと、今度は場所。症状を治すっていうことに対して、飲食店で言えば、おいしいご飯を探してるわけですよね。おいしいご飯を探してて、お腹を満たせるところを探してるという状態ですね。今お腹空いたからご飯食べたいな。誰か友達と一緒にご飯食べに行きたいから、いいところ探そうかなっていう感じでご飯屋さんを探すわけです。そのときに、似たようなところって結構あります。ご飯屋さんもね。
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斎藤
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確かに、飲食店にも似たようなところって結構ありますよね。
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田村
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そうなんです。有名店とかであれば別なんですけど、例えばお寿司を食べたいってときに、そんな差がわからない。極論、回転寿司であればどこがいいってそんなないわけですね。価格もそんなに変わらないし、ネタも同じようなものだし、サービスもそんなに大きく変わるわけではないということですね。イベントとかでもない限りは。そんな差がないわけです。そうすると、今度どこ見るかって、場所を見るわけですね。同じくらいなんだったら、そこに差がないんだったら近いとこに行こう。もしくは、車で行かれるんだったら駐車場が広いとこに行こうとか、そういう形になります。
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斎藤
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アクセスで選ばれるわけですね。
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田村
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はい、行きやすいところに行くっていう。利便性で選ばれますよね。営業時間なんかも関係するでしょう。そうすると、元に戻っちゃうわけですね。一周回って元に戻ってきたっていう状態ですね。今まではホームページがない状態が普通だった。そしたら、ホームページをみんながつくるようになった。ホームページはみんなつくるようになったので、今度は構成を変えてみたり、お客さんの声を載せてみたり、患者さんの声を載せてみたりとか、キャッチコピーを強化してみたりとか、ブランディングをかけてみたりとかいうことで少しずつ差をつけてきたんだけど、みんなが同じことを考えるようになってきました。
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斎藤
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なるほど。
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斎藤
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マーケティングが浸透した結果ですね。
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田村
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もしくは、お金がある先生たちでも、みんなが同じようなことやってくるので、価値が下がったわけじゃないけども競合が増えて、ポジション的に近しいところが増えてきてしまったので、集客が分散してきているっていう現象があります。結果的に集客が落ちてきているっていう現象は、今あります。じゃあ、どうするかっていうことですよね。
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斎藤
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打開策はあるんですかね。
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田村
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2018年は、前々からちょっと私感じてたことなんですけど、17年、18年っていうのは、技術の時代がまた戻ってくるなっていうのは思ってます。
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斎藤
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技術の時代ですか。
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田村
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技術の時代って言うと、また語弊があるかもしれないんですけど。技術を持ってる先生が有利になってくると。要は、マーケティングのスキルが同じくらいになってきた。マーケティングで差がつかなくなってきたってなったら、今度は技術の時代なんですよね。技術で差がつく。かつては、あらゆる治療院がマーケティングってものをやってなかったわけですよね。マーケティングをやってなかったので、腕がいいところが流行るっていう時代だったわけですね。そこにマーケティングって要素が入ってきて、腕がいいところよりもマーケティングが上手なところが流行るようになってきたと。今度は、マーケティングをみんなができるようになってきたから、技術力がちょっと落ちてきたりとかいう状態があるので、今度は技術で差がつけやすくなってくるっていう時代が来るんじゃないかなと。来てるなと思ってます。
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斎藤
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それは、どんなところで感じるんですか?
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田村
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今は、一番数の多いビックキーワードの肩こり、腰痛っていう。肩こり、腰痛って多くの患者さんが悩んでるわけなんですけど、肩こり、腰痛を対応できない治療院ってないじゃないですか。
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斎藤
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そうですね。一番多いくらいの症状ですもんね。
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田村
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「いや、うちちょっと肩こり対応してないんですよ」こんな治療院ないですよね。
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斎藤
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ないですよね。
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田村
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だから、みんなが対応できる。技術レベル的に、慢性的な肩こりだったり、腰痛であったりとか、軽いものであればみんな対応できる。程度の差はあっても、程度で対応できる。その次にいくにあたっては、今度、疾患名がつくような症状。なかなかいろんなとこ行っても良くならないと。で、病院に行きましたってときに、疾患名がつく患者さん。これを、対応できるかどうかっていうことが、2017年、18年っていうところは戦いになってくるんじゃないかなって思うんですね。