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たむら電鉄 コンサル道中記

73ターン目 前半 「治療家が必ずチェックすべき"ある数字"」

2016年11月16日(水)/ コンサル道中記

本日は73ターン目 前半『繁盛院を作りたい先生が必ずチェックすべき"ある数字"』というテーマでお伝え致します。 「なぜ●●を20%以下に抑えると安定した売上げをあげられるのか?」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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斎藤

皆さんこんにちは。株式会社クドケンの斉藤です。田村剛志のたむら電鉄、本日は第73ターン目をお届けいたします。それでは、田村車掌よろしくお願いいたします。
    
田村

本日も出発進行!

斎藤

ということで、前回は単価のお話を伺ったのですけど。

田村

そうですね。単価のところでも少し話に出ましたけども、売上を計画的に上げていく。安定して収益を上げていく、かつ患者さんの健康に寄与していくということをお話ししました。

斎藤

はい。

田村

継続的に来ていただけるということは、健康に寄与しやすい状況にあるっていうふうに私自身は判断をしてるんですね。だから、通わなくなる患者さんが多くなるっていうことは、患者さんの健康に寄与できていないんじゃないかなと個人的には考えているので、ここまで話してきた内容で言うと、カルテ枚数を増やすことが治療院のミッションとして考えているんです。

斎藤

カルテ枚数ですね。

田村

カルテ枚数を増やすっていうことに関してお話をすると、2つの要素が出てくるんですね。前回話したカルテ単価っていうのはある程度決まってしまっているので、その中で収益を上げていくっていうためには、カルテ枚数を増やしていかなきゃいけないっていうことが分かってきてるわけですね。カルテ枚数を増やすためには、新患の数を増やすこと。

斎藤

まず新規ですね。

田村

単純な方法ですし、どこの治療院でも努力をされてることだと思うんです。これはね。もう1つは、離患率。

斎藤

離患率?

田村

離れる患者さんの率と書いて離患率なんですけども、離患率を減らすっていうことですね。毎月、離患する患者さんの数を減らしていくっていうことが重要だというふうに考えているんです。だから、この離患率っていうデータもですね、今、正直言うと私が治療院の経営上でイチバン注目してる数字っていうのが、この離患率っていう数字になります。

斎藤

イチバンですか!

田村

この離患率をいかに低下させるかっていうことですね。離患率というのは、計算でいいますと、前月のカルテ枚数に今月の新規患者数を足します。例えば先月500枚のカルテがあって、今月新規が100人入ってきたんだったら、600枚のカルテになるわけですね。そこから、今月のカルテ枚数を引くわけです。


斎藤

なるほど


田村

そうすると、先月から今月で抜けたカルテの枚数が出てきます。先月と今月の新規足すと600枚だったことに対して、今月のカルテ枚数が500枚なのであれば、100枚入ってきて100人新規流入があったけど、100人の離患があったということを示してるわけですね。

斎藤

ぜひご自身の治療院にあてはめて計算して欲しいですね。

田村

そしてその100人の離脱数に対して、先月のカルテ枚数で割っていただけると離患率という数字が出てきます。この数字が非常に重要で、この離患率というものを20%以下に抑えるっていうことを1つの目標にしてやっています。

斎藤

それが目安ですね。

田村

現実に今この色んな院のデータを見ていますけども、離患率が20%超えてしまっていると、30%とかっていう離患率があるとなかなかカルテ枚数が増えないという現象が出てきます。要は入っては抜け入っては抜けっていう状態ですね。

斎藤

そういうことですね。

田村

自転車操業みたいな状態になっていくので、それだと横ばいの状態が続くという。ある意味で適正な卒業っていうのもあると思うので、ある意味でいいと思うという考え方もあるかもしれないんですが、何度も申し上げた通り私自身は患者さんとは一生お付き合いをしていくっていう感じだったんですね。


斎藤

はい。

田村

予防も含めて身体の機能向上も含めて、一生涯患者さんとお付き合いしていくっていう考え方を持ってるので、基本的にはカルテ枚数が増えていかなければいけないというふうに考えているんですね。例えば雇用を考えた時も、カルテの上昇率っていうものを見ておけば、離患率の数字がある程度分かっていれば、新患数っていうのもそれほど毎月大きく変わることもないと思いますので、そうすると大体毎月カルテ枚数がこれくらい増えていくなっていう予想は立ってくるわけですね。そうすると、どのくらいのタイミングで人を入れなきゃいけないっていうようなことも分かってきます。


斎藤

なるほど。


田村

ここは非常に重要なことなので、この離患率という数字ですね。ここ最近ちょっと色んな数字のご提案をさせていただいてますけども、この離患率という数字も一度取っていただいて、今私が申し上げた20%っていう水準値からどれくらいかけ離れてるのか、もしくは20%以下になっているのかどうかっていうことですね。ここも数字チェックっていうこともしていただきたいなって思うんですね。



後半に続く...

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