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たむら電鉄 コンサル道中記

72ターン目 後半 「患者さんと治療家の両方が得する料金設定」

2016年11月09日(水)/ コンサル道中記

本日は72ターン目 後半『患者さんと治療家の両方が得する料金設定とは...?』というテーマでお伝え致します。 「"長期的"に患者さんに通ってもらえる料金設定の秘密」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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田村

顧客単価を高くするという事に関してはあまり意味のないことなんだということですね。それよりも患者さんが通いやすい単価設定をし、かつその状態で利益を出していく、分単価を上げていくということが重要なんだということを提言差し上げたいなと思います。


斎藤

12,000円ということで言うと4,000円だったら3回ぐらいということですね。


田村

そうですね。だから自分の院の治療方針というのがあると思うので、どれぐらいのペースで通っていただきたいというペースがあると思うんですよ。それを例えば月1回の治療が8,000円で週2回通って下さいと言われると結構高額になるんですね。そうなってくるとかなり症状や悩みが重い方でないとなかなか通いきれないというのが現実だと思うんですね。

斎藤

なるほど。

田村

例えば3回で治るということであればいいと思うんです。それでもう来なくていいですよっていう治療技術をお持ちなのであれば、1回あたりの単価は高くてもいいと思うんですけども、基本的に私の考えとしては継続的に通って頂いた方が、体の予防にもなりますし体の機能向上にもつながってきますので、継続的に通っていただく方が良いと思うんですね。

斎藤

患者さんのことを考えると、ですよね。

田村

私自身は前回も申し上げましたように患者さんと一生涯お付き合いするという考え方を持っていますので、そこに患者さんに無理のない金額設定ということが大事だと思っています。そこで1回あたりの単価を上げすぎてしまうと、患者さんをよくさせてあげるためには週に2回週に1回というペースで来て頂きたいんだけれども単価が高すぎるために、患者さんが来てくれないということに陥っていることがよくあるんですね。


斎藤

単価を上げればよいというわけではないということですね。


田村

あくまでを我々のミッションというのは患者さんの体を健康にしてあげるということがミッションなわけですから、そのミッションを達成するための金額、達成しやすい金額、それでいて自分たちの院が存続できるだけの収益が得れるような価格設定が非常に重要になってきますね。



斎藤

ついつい1回当たりの単価に目をくばってしまいますよね。


田村

そうですね、やっぱり今インターネット上を見ていても、セミナーとかのDVD とかのあおり文句見てても、1回あたりの治療単価がいくら、みたいな、形のもの見るんですけれど、本当に重症の患者さんを1回の治療で良くするっていうような治療スタイルの先生はそれでいいかもしれません。しかし多くの治療院場合なかなか1回で完治させるっていうことはなかなかできてないと思うんですね、やっぱり3回6回っていうような回数は通っていただかないと、患者さんの望んでいらっしゃる状態に誘導してさしてあげることがなかなかできないと思うので、それには患者さん通いやすい価格設定というのが必要に、大事になってきますということですね。


斎藤

確かに、そうですね、1回当たりの単価ではなくて、カルテ単価


田村

そうですね、カルテ単価の上限を意識しておいてカルテ単価が高くなりすぎると患者さんは通いづらくなりますよ、ということを知っておいていただきたい。それで通いづらくなるということは、イコール患者さんが継続して治療が受けられないということになって、患者さんの健康っていうものに寄与しにくくなりますということなんですね。


斎藤

なるほど。

田村

それは治療家として、もちろん1回あたりの単価が高ければ治療院としては収益もあるでしょうし、満足度も高いと思うんですけれども結果として患者さんが求める体の状態、健康の状態が得られないのであれば、治療家としては本末転倒だと思いますので、このあたり患者さんがちゃんと通える価格設定、かつ自分の院が収益を残せる価格設定ということを心がけて頂いて、その金額を一つの基準として、一般的な肩こり腰痛であれば12,000円ぐらい、そして重症の症状であれば月に17,000円、18,000円ぐらいの価格、これは美容整体なんかも17,000、18,000円ぐらいの金額取れています。

斎藤

はい。




田村

痩身系の治療、施術ですね、痩身系ですと月当たり30,000円ぐらいの金額というカルテ単価の、1つ水準もありますのでそこから逸脱していないかどうか。もちろん患者さんとの関係性の作り方が上手い先生はもっと金額が大きくても対応できるかもしれないんですけれど、一度この辺の金額、患者さんがちゃんと通えているかどうか、こちらが提案した治療プランでちゃんと患者さんが通ってくれているかどうか、ということですね。


斎藤

なるほど。


田村

もし患者さんが提案した治療プラン通りに通えていないのであれば、1回あたりの単価が高すぎるのかもしれない。もしくは月当たりのカルテ単価が高くなりすぎているのかもしれないということですね。ここを注意してみていただいて、一度自分の院の価格設定というものを見直していただきたいなという風に思います。


斎藤

はい、ということで、本日は単価についてお話を伺って参りました。田村車掌、本日もありがとうございました。


田村

はい、本日もご乗車ありがとうございました。
 

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