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たむら電鉄 コンサル道中記

69ターン目 後半 「忙しいのに売上が上がらない理由」

2016年09月15日(木)/ コンサル道中記

本日は69ターン目 後半『忙しいのに売上が上がらない理由』というテーマでお伝え致します。 「繁盛院の仲間入りをしたいなら、必ず●●の数値を取ってください」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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田村

整体院の先生で1人に30分かけてる人は1日10人ぐらい。60分だとすると1日5、6人っていう、そんな感じですね。これが300分施術っていうところなんで、だいたい皆さん今やっている施術時間と今の人数を考えてもらうと、だいたいこのへんで体力的にしんどくなってくるんじゃないかなっていうふうに思います。

斎藤

はい。

田村

これは体感値で皆さん分かっていただけるんじゃないかなとは思いますので。で、この数値を表す表現として『稼働率』っていう言葉を使わせていただいています。

斎藤

稼働率。

田村

要は1日の勤務時間、営業時間の中で何パーセント施術をしていたのかっていう率になるんですね。これが稼働率っていう数字です。ちなみに1日8時間勤務だとすると、480分。

斎藤

480分。

田村

480分に対して1日300分稼働っていうと、62.5パーセントっていう数字になります。なので、おおまかになんですけども、稼働率っていうのは60パーセント程度が適性であるっていうふうにいつもお伝えさせていただいてます。

斎藤

適正。

田村

私のセミナーやDVDを見てる方はこの話、何度も聞いてると思うんですけども。

斎藤

そうですね。

田村

またその話かって思うかもしれないですけど、非常に重要なことなので。この稼働率っていう数字ですね。

斎藤

はい。

田村

稼働率60パーセントっていうのが適正な稼働率であるっていうことと、言い方を変えれば1日300分の施術っていう限界値が存在しているんだよっていうことですね。1日2日400分500分施術することはできるでしょうけど、10年20年30年と施術を続けていこうと思ったらこのくらいの稼働率でいかないと、体がもたないよ。

斎藤

はい。そうですね。

田村

もしくは稼働率が高すぎると患者さんに対するコミュニケーションの時間が不足してしまうので、患者さんを逃がすことになりますよっていうことなので。マーケティングをこれから語っていくうえで、自分たちの施術、稼働する時間ですね。稼働時間には限界があるんだっていうこと。そしてそれは適正値は稼働率60パーセント、1日の勤務の中の60パーセント程度が適正値なんだっていうことを知っておいていただければと思います。

斎藤

なるほど。

田村

この稼働率、実際出してみられると、おそらく一人先生でやると、本当に1人でやってる先生で60パーセント出せてる先生って少ないんじゃないかなって思います。っていうのは、自分で受付やったり電話出たりとかお会計したりとかやってると、なかなか施術に集中できる時間がなかったりするので。ご自身で結構忙しいなと思ってても、40パーセント切ってることってざらにあります。稼働率って、稼働時間割ることの勤務時間かける100ですね。で、稼働率って出てくるんですけど、まずこの稼働率っていう数字を調べていただいて、自分で計算していただいて。

斎藤

はい。

田村

で、今の自分の稼働率がどうなってるのか。多すぎないか、少なすぎないかっていうことを、まず見ていただけたらと思います。

斎藤

そうですね。結構数字に落とすと、いつも田村さんが言うようにうそをつかない。

田村

そうですね。数字はうそをつかないですね。

斎藤

客観的な事実に基づいて、そこからどういうふうにまた変えていくかっていうことですよね。

田村

そうですね。数字に基づいて行動するっていうことは、これ一人先生でも、スタッフさんが居る方でも、非常に重要なことになります。これ、本当に事実ですから、うそをつかないものですから、そこに基づくと皆さんの統一した意識が作れるっていうことがあるし。

斎藤

確かに。

田村

一人でやってると甘えが出るんですね、正直言って。

斎藤

そうですよね(笑)。

田村

はい。自分一人ですから、売上がよくても悪くても誰にも迷惑はかけないと。借金をしてる場合は別かもしれません。お金返さなきゃいけないし。家族居る場合は家族養わなきゃいけない。ちょっと別かもしれませんけども、完全に自分一人でやってらっしゃるっていうことであれば、売上高くても低くても誰からも文句言われない状態。

斎藤

はい。

田村

自分に言い訳してればなんとか日々を過ごしていけてしまうっていうことがあるんですが、こういった数字的な指標があると、世の繁盛院と自分の状況にどういう差があるのかっていうことが明確に把握できるようになりますので、自分を律するためにこの数字っていうものは取っていただきたい。

斎藤

確かに。

田村

で、スタッフを雇ってらっしゃる方だったら、みんなが共通して自分たちの状況を把握するためにこういう稼働率、数字を取っていただいて。結構チームマネジメントやったりとかすると、現場は忙しいと思ってるけど数字出してみると、事実としてはそれほどでもなかったっていうことがよくあります。

斎藤

はい。よくありますね。

田村

はい。そういうときに、じゃあどうしようかっていう。その事実に対しては素直に認めていただいて、じゃあここからはどうするんだっていうことを考えるための、まずスタート地点に立つために、稼働率っていう数字を取っていただきたいと思います。




斎藤

はい。ということで、本日はマーケティング編第1回、稼働率についてお話を伺ってまいりました。それでは田村車掌、本日もありがとうございました。

田村

はい。本日もご乗車ありがとうございました。
 

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