たむ鉄TOP > コンサル道中記 > 69ターン目 前半 「1日の『活動限界』」

たむら電鉄 コンサル道中記

69ターン目 前半 「1日の『活動限界』」

2016年09月08日(木)/ コンサル道中記

本日は69ターン目 前半『1日の「活動限界」』というテーマでお伝え致します。 「なぜ、売上への意欲の高さが経営に悪影響だったのか?」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
通常速度

たむ鉄インタビューを音声でお聞きになりたい先生はこちらをクリック!(通常倍速)
(こちらからダウンロードしたものを携帯プレーヤーなどで移動中に聴くこともできます)

1.5倍速

たむ鉄インタビューを音声でお聞きになりたい先生はこちらをクリック!(1.5倍速)
(こちらからダウンロードしたものを携帯プレーヤーなどで移動中に聴くこともできます)

斎藤

こんにちは。株式会社クドケンの斉藤です。田村剛志の「たむら電鉄」、今回は69ターン目をお届けいたします。それでは田村車掌、よろしくお願いいたします。

田村

はい。それでは本日も出発進行。

斎藤

はい。ということで、今回から月商100万円の一人先生に注目して、売上の仕組みを作るマーケティング編ということで、新たにスタートということで。

田村

そうですね。やっていきたいと思います。

斎藤

はい。マーケティング編の第1回ということになるんですけども。

田村

そうですね。はい。まずマーケティングってなんだっていうことですよね。

斎藤

はい。マーケティングとは。

田村

言葉のイメージはあんまりよくないのかもしれないんですけど、僕は考えているのは売上の仕組みを作るっていうことだと思っています。で、治療院経営の中に必要なのがこのマーケティングと人の部分ですね。

斎藤

はい。必要になってきますね。

田村

今回は一人先生向けってことですけど、一人先生がうまくいったらやっぱり診れる患者さんの数に限界があるので人を雇っていくっていう流れが出てくると思うんですけども、そのときに人をどう管理していくのか、人とどう付き合っていくのかっていうことが、これがマネジメントだと思います。
斎藤

マネジメントですね。

田村

はい。このマーケティングとマネジメントっていう二つの柱で治療院は成り立っているというふうに思っていますので、その中のマーケティングっていう部分ですね。売上の仕組みという部分について今回からは「たむ鉄」でお話していきたいなと思っております。

斎藤

はい。お願いします。

田村

はい。で、治療院で一番、マーケティングの中で一番重要なところがどこなのかっていうことなんですけども。

斎藤

はい。一番重要…

田村

だいたい皆さん集客の部分を一番重要視して見られる方が多いんですが、僕個人の意見としてはちょっと違いまして。治療院のマーケティングで一番重要なのは、まず商品が人であるっていうことが重要だと思ってます。

斎藤

はい。なるほど。

田村

いろんなマーケティングの本とかっていっぱい出てると思うんですけども、そういうものを読むときに意識しておいていただきたい。皆さんたぶんマーケティングの勉強されてると思うんですけども、マーケティングの勉強するときに考えておかなきゃいけないのが、商品が人である。物ではなくて、人であるっていうことですね。ここが非常に大きなポイントだと思います。もっと端的に言えば人が提供するサービスが商品であるということですね。

斎藤

はい。人対人ですからね。

田村

人が提供するものが、サービスが商品だっていうことを考えておかなきゃいけないので。で、さらに言うとそのサービス業といわれるものの中でも、1対1のビジネスであるってことですね。人対人、1対1のビジネス、対面ビジネスになるんですけど、1対1っていうことなんですね。これは何を示すかというと、同じ時間に1人の人が対応できる顧客が1人であるっていうことですね。つまり1人の人が上げれる売上に限界があるっていうことを示してるんですね。

斎藤

はい。アッパーは決まっていますね。

田村

ここが他のマーケティングと、他の異業種さんのマーケティングとは大きく違ってくるところ。売上に限界があるよっていうことですね。ここをまず知っておかなきゃいけないですね。これが大前提。なので、治療院でここを、売上に限界があるっていう前提を間違えて価格設定とか全体的なマーケティングを組んでしまうと、後々大幅な修正をすることになるんですね。

斎藤

はい。まずは大前提を理解しないといけませんね。

田村

できれば、変更をせずにいきたい。やっぱり患者さんも変化を嫌うものですし、先生自身も変化するっていうのはストレスがかかってきますから、できるだけ変化少なくいきたいっていうのは確かなんですね。

斎藤

はい。

田村

そのほうがストレスが少ない。

斎藤

そうですね。

田村

はい。これは確かだと思うので。なので、あらかじめ変化を、変更をあまりせずにすむように。もちろん時代の流れとともに細かな変更はしなきゃいけないんですが、大幅な変更っていうことをしないですむように設計をしておくっていうことが非常に重要ですね。この設計を組んでスタートするってことが大事です。

斎藤

なるほど。

田村

で、1人の人がどれくらい施術ができる、売上を作ることができるのかっていうことに関しては、私自身も元々現場の整体師としてやってましたし、多くの治療院さん見させてもらってる中で、だいたい1日に300分ぐらい。施術の稼働時間として300分ぐらいっていうのが適正なところなんじゃないかなというふうに思ってます。




斎藤

はい。300分ですか。

田村

私自身、現場に居るときはやっぱり1日300分っていうような施術時間を目標にやらせていただいてましたし、接骨院の先生だったら1人に10分かけてるような人は1日30人ぐらい。

斎藤

30人ぐらい。

田村

整体院の先生で1人30分かけてる人は1日10人ぐらい。60分だとすると1日5、6人っていう、そんな感じですね。これが300分施術っていうところなんで、だいたい皆さん今やってる施術時間と今の人数を考えてもらうと、だいたいこのへんが体力的にしんどくなってくる時間帯じゃないかなというふうに思います。

斎藤

はい。先生の体が壊れてしまっては元も子もないですしね。

後編へつづく...
 

Copyright © Tamura Dentetsu, All rights reserved.