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たむら電鉄 コンサル道中記

65ターン目 後編 「スタッフが望む"理想の院長"とは?」

2016年07月14日(木)/ コンサル道中記

本日は65ターン目 後編『スタッフが望む"理想の院長"とは?』というテーマでお伝え致します。 「お金がなくても大丈夫!スタッフを喜ばせる"ある報酬"とは?」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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田村

従業員の仕事の姿勢に対して、過大評価もよくないとは思うんですけど。
だから褒めることによってそんなにマイナスになることっていうのは、
あんまり経験したことはないですね。あるとすれば、先生と、
前提条件としてオーナーの先生とスタッフさんの人間関係があまりうまくいっていない、

コミュニケーションがうまく取れてない状態で、言葉の評価をしていると。
「いや、言葉はいいから金くださいよ」っていうことになることはあります。


斎藤

なるほど。そもそも信頼されてない。


田村

そうです、そうです。だからその場合っていうのは、言葉の報酬が受け入れられない。

それよりもお金をくださいっていうことになってくる場合っていうのは、
そもそものコミュニケーションがうまくいっていないっていうのが原因になってるっていうふうに
思っていただけたらと思いますね。


斎藤

そういうことか。なるほど。やっぱり順番としては、まず信頼関係をしっかりと作るってことですよね。


田村

前提条件ですね。やっぱり最近は、患者さんともそうですけど、
やはりコミュニケーションが非常に重要だなということを本当に感じてますね。

で、コミュニケーションが取れていて関係性ができあがってる人に、
何を言われるかっていうことよりも誰に言われるかってことが非常に重要だと思いますので。


斎藤

はい。それ、いい言葉ですね。


田村

この関係性づくりが非常に重要なのかなと思ってますね。


斎藤

確かに。そうですね。そういう人に感謝とかねぎらいの言葉をかけられるだけでも、
確かにその人にとってはすごく報酬ですね。


田村

そうですね。それが非常に大事な報酬になってくるので。本当に褒めるのが苦手だったとしても、
やってることをちゃんと理解してます、あなたがやってくれてることはちゃんと把握できてますっていうことですよね。
その意思表示をするだけでも充分報酬にはなりますので。

やっぱり、私従業員として働いてて一番悲しかったのが、こちらのスケジュールを提出しているにもかかわらず、
例えばコンサル中とかに連絡が来るとか、連絡が来て「なんで連絡入れないんだ」って言われると、
これ非常に悲しくなるわけですね。

コンサルってすごくエネルギー使うわけですね。

エネルギー使ってる中で電話、当然出れないわけですね。
それに対して「なんで電話に出ないんだ」って言われてしまったら、
そのコンサルをしてる時間そのものを否定されたような気持ちになりますし、
スケジュール見てくれてないんだっていう、これは非常に孤独になりますよね。

斎藤

はい。確かに。


田村

だからよくありがちなのが、分院展開をしていた中で、院が今忙しいか暇か分からないときに、
有無を言わさず指示を出して、それに対して「なんでやらないんだ」っていうようなことを言うと、
やっぱりスタッフの心は離れてしまうので。


斎藤

確かに。


田村

まず、やっぱり店舗の状況をしっかり把握しておくことですね。
それができていないと、コミュニケーションミスが起きてしまうので。

まめさがやっぱり必要になりますけども、ここは非常に重要なポイントになってきます。
お金以外の報酬をちゃんと出せてるかどうか。自分、セルフチェックとしてお金じゃない報酬を出せてますか。

お金の報酬は最後の手段だよと思っておいてもらいたいですね。
お金を優先して報酬として出していってしまうと、お金の関係になっていきますから。


斎藤

確かに。


田村

まず人間関係ができてるかどうかっていうことですね。お金以外の報酬をちゃんと出せてますか?
お金以外の報酬自体が喜ばれるような人間関係、コミュニケーション取れてますか?っていうことですね。
この2点をセルフチェックしていただいて、よりスタッフさんとのいい関係性を作っていただけたらいいかなと。


斎藤

それが一番ですね。


田村

だから雇用条件考えるときに、もちろんお金は大事なんですけど、お金じゃない報酬をどれだけ用意できてるか。


斎藤

お金じゃないと。


田村

もっというと、治療院で出せるお給料っていうのはだいたいどこもおんなじです。


斎藤

だいたい決まってますよね。


田村

料金体系がそんなに大きく変わりませんから、出せる給料、利益構造もほとんど変わりませんから、
出せる給料の限界っていうのも決まってます。それ以外の部分ですね。

給料っていうのは差別化できないポイントだと思います。おそらくね。給料の額面っていうものは、
経営者の考え方もあるでしょうけども、あんまり差別化しきれないポイント。

もちろん差別化にはなるポイントでもありますが、差別化しきれないポイントになってきますので、
それ以外の報酬ですね。今日はその言葉の報酬っていうことでお話ししましたけど、
例えば研修があるとか、社員旅行があるとか、そういった福利厚生っていってしまうと
ちょっとまたお金と近いものになってしまうので、そこは二の次にしてほしいんですけど、
そのあたりは考えてもらいたいなと。


斎藤

お金じゃないところでいかに待遇をよくするかってことですね。


田村

お金じゃないところの差別化。何ができるかっていうことですね。
理想は先生自身が慕われる人であること。まめにコミュニケーションを取り、
よいコミュニケーションを取っていくことによって、慕われる人、褒められたい人であること。



言葉の報酬をもらいたい人であることっていうことが前提条件になってきますので、
そのへん意識していただければと思います、従業員は常にこちらのことを見てますので。


斎藤

そうですね。確かに。


田村

はい。本人を目の前にして悪いことはなかなか言いませんけども、
裏で何言われてるか分からないっていうことは常々意識していただいて、
スタッフさんとのコミュニケーションを取っていただけたらと思います。


斎藤

はい。ということで、本日は報酬のお話を伺ってまいりました。それでは田村車掌、本日もありがとうございました。


田村

ありがとうございました。

 

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