65ターン目 中編 「スタッフの「正しい褒め方」とは?」
2016年07月07日(木)/
コンサル道中記
本日は65ターン目 中編『お金よりも大事な報酬』というテーマでお伝え致します。
「スタッフが心の底で求めている"ある言葉"とは?」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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- 田村
スタッフを褒めるにしても、本心で言っているかどうかってのは聞き手に伝わりますから。
何を褒めてるのかって、具体的に褒めるっていうことですね。
- 斎藤
具体的に褒める。
- 田村
で、そこで必要になってくるのが、やはり数値管理っていうものが必要になってくるわけですね。
数値管理をしておかないと、何を頑張ってるかっていうことが形に出てこないわけですね。
- 斎藤
確かに。目に見えた評価につなげられますよね。
- 田村
そうですね。ここが変わったね、よくなったねっていうことをやっぱり言ってあげられるので。
これは非常に大事な評価になってくるかなと思いますね。この辺をいかにやってるか。
「見てますよ」っていう、「あなたの働きをちゃんと見てますよ」っていうことを教えてあげる。
組織が大きくなってくると、一緒に現場に居ることはできませんので。
ただやっぱり評価はしてあげなければいけないので、
どういう状況下で見てあげてるのかっていうことが分かるようにデータ収集ってことは必要になってきますね。
- 斎藤
はい。そっか。ただそのやりがいという意味では、どういうふうにやりがいって高められるものですか?
- 田村
やっぱり例外なく従業員さんっていうのは、
会社の役に立ちたい、会社に認められたいっていうものは持ってるんですよね。
なので、そこを評価されてる、認められてるっていうことを感じれるっていうことは
やっぱり大きなやりがいにつながってくると思うんですね。
だからやりがいっていうと、社長さんは従業員にやりたいことをやらせてあげようとかっていうことを言うんですけど、
それをすると組織が崩壊するんですね。個人のための組織ではないので、
あくまで組織のための個人でなければならないわけなので、
それに対して貢献できてるっていうことをやりがいにしていかなきゃいけないんですね。
- 斎藤
自分の好き勝手することではなくて、ですよね。
- 田村
そうですね。はい。自己実現は独立してからすればいいっていう話なので、
やりたいことをやりたいっていうことであれば独立すればいいことですし。
そもそも会社入る段階で、この会社で何ができるかっていうことは分かった状態で入ってくるはずですので。
- 斎藤
そうですね。貢献できることっていったら、まず自分がしっかりとまず分かってないといけないところもそうですし。
会社としてもそれをちゃんと分かってあげないと。
- 田村
ここはでも採用の段階でしょうね。採用の段階で、どういうふうな、本人がどういうビジョンを描いているのか。
で、会社がどういうビジョンを描いているのか。
で、その会社のビジョンに対して、あなたにどういうミッションを与えますっていうことですね。
で、そのミッションを達成したことに対して評価を下すっていうことをしていかなきゃいけないですね。
- 斎藤
なるほど。やっぱりお金でスタッフの心は買えないということですか。
報酬っていう意味では、お金じゃない部分でたくさんあるということですね。
- 田村
そうですね。そういう報酬は絶対に必要。言葉の報酬って言ったらいいのかもしれないですけども、
ちゃんと声をかけるっていうことですね。
- 斎藤
なるほど。大事ですね。
- 田村
皆さんもたぶん遭遇したことがあると思うんですけども、
給料そんなに高くないんだけどやたら従業員満足度は高くて離職が少ない会社ってあるんですね。
だからこういう会社の社長さんが何をやってるかっていうと、
やっぱり事あるごとに「ありがとう」っていう言葉をかけているし、変化に気づいてるんですよね。
従業員って結構奥ゆかしいので、やったことをわざわざ言ってこないんですよ。
- 斎藤
確かにそうかもしれないですね。
- 田村
ここ掃除してくれた、きれいにしてくれたんだけど、それをわざわざ言ってこないんだけど、
それを気が付いてあげれるかどうかなんですよね。「ここ掃除してくれたんだね、ありがとう」っていう。
ホワイトボード消し忘れてたのを消してくれてたら「消してくれたんだね、ありがとう」っていう一言を
言えるかどうかっていう。
- 斎藤
そっか。意外とできる人って少ないですよね。
- 田村
当たり前になったときがやっぱり従業員としては一番つらいんですね。
一生懸命仕事をすること、もちろんお給料をもらってるから当たり前なんですよ。
給料もらってることに対して働くことは当たり前のことなんですけど、
それが当たり前だっていう態度を社長さんがすると、従業員さんは非常につらくなる。
頑張りがいがなくなってしまう。それは評価されないっていう、イコール評価されないっていうことになってくるので、
頑張ることが評価につながらない、だったら頑張るのやめちゃおうかっていうふうになるわけですね。
非常に難しいところではありますけど。
- 斎藤
難しいですね。
後編に続く...