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たむら電鉄 コンサル道中記

65ターン目 前編 「給料はいくら払ったらいいですか?」

2016年06月30日(木)/ コンサル道中記

本日は65ターン目 前編『報酬の払い方』というテーマでお伝え致します。 「給料よりもスタッフのやる気を引き出せる"ある報酬"とは?」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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斎藤

こんにちは。株式会社クドケンの斉藤です。田村剛志の「たむら電鉄」、
今回は65ターン目をお届けいたします。それでは田村車掌、よろしくお願いいたします。


田村

はい。よろしくお願いします。本日も出発進行。


斎藤

はい。ということで、前回スタッフさんの話を中心に伺ったんですけども。


田村

はい。そうですね。投資の話からつなげてきてというようなことですけど、
投資といえば給料のお話。報酬のお話ですね。


斎藤

報酬ですか。はい。


田村

やはりコンサルやってても勉強会やってても、スタッフへの報酬の相談っていうのは非常によく受けるんですね。
「給料はいくら払ったらいいですか?」っていう相談を受けるんですけども。
給料って、これいくら払ってもキリはないんですね。3カ月あればその給料には慣れますので。
例えば100万円給料払ってたとしても、3カ月あれば慣れるんですね。



斎藤

慣れますよね、確かに。


田村

はい。で、お金って不思議なもので、お金が入ってくれば入ってきただけ出費も増えるので、
足りるっていうことがなかなかないのかなっていうのはあるんですね。
人にもよるとは思いますけど、基本的には足りる足りないっていうのは、足りちゃう人は別に10万円でも足りるし、
足りない人は100万でも200万でも足りないっていうかたちなので。


斎藤

キリがないですよね。


田村

お金で、じゃあそのスタッフの心が買えるかというと、やっぱり買えませんよね。
だからスタッフマネジメントっていうものを考えたときには、お金ではない報酬というものですね。

これ、勉強でも常々お話ししていることではあるんですけども、
お金じゃない報酬をいかに用意するかっていうことなんですね。
これ、非常に大事なことになりますので、これをどう用意するか。
具体的になんなのかっていうことになってくるとは思うんですけど。


斎藤

お金じゃない報酬ですか。
例えばどんなものでしょうか?


田村

いろんなやり方あると思うんです。私がよくお話しするのは、会社が提供できる報酬っていうものはお金と時間。
で、やりがいと、そして仲間だというふうにお話ししているんですけども。

やりがいの部分で報酬っていうのはすごく大事なのかなと思ってます。
で、やりがいってもちろん人それぞれではあるんですけど、自分なんかも勤め人だったころ、
やっぱり給料上げてほしいとかって話をしたことってあるんです、実は。


斎藤

そうなんですね。


田村

あるんですけど、それっていうのは実際問題、お金が欲しかったわけではなくて、評価が欲しかったんですね。


斎藤

自分の正当な評価をしてほしかったってことですね。


田村

そうですね。仕事をしていることに対して認めてもらっているっていう実感が欲しかったっていう部分が
非常に大きいんですね。私は前職でも前々職でも、基本的に人から指示を受けない立場にあったので、
ほとんど単独で動いてるんですね。だから人に何か言われることっていうのがほとんどない状態だったので、
社内から評価を受けることってほとんどない状態だったんですね。


斎藤

そうだったんですね。


田村

でも会社員という立場だったので、なんらかの評価が欲しいというのが一番だったんですね。


斎藤

やっぱり欲しくなりますよね。


田村

評価がないとなかなかモチベーションの維持ができないっていう部分があったんで、
そういう部分で給料って一つのやっぱり評価になります。
そういうかたちで給料が欲しいという話をしたことは実はあるんですけど、
ただその本質としては金銭が欲しいということではないということなんですね。


斎藤

そっかそっか。確かに。


田村

このへんはオーナーの皆さんは理解しといていただきたいなって思うんですね。
これ、いろんなスタッフさんとお話しても同じことをやっぱりおっしゃいます。
「そうじゃないんですよね」っていうことを皆さんおっしゃるので、ここは理解しといてほしいなと思いますし。
で、おそらくほとんどのオーナーさん、かつては従業員だったころがあるはずなんですよね。


斎藤

当然そうですよね。


田村

はい。だからその評価として、お金じゃなくて評価っていうものが欲しかったっていうのは、皆さんあると思うんですね。
ですから、お金じゃなくてこまめに声をかけてあげるとか。「頑張ってるね」って一声かけてあげるとか。
それもたぶん、ただこういうと、とりあえず「頑張ってるね」とかとりあえず褒めとけみたいな人も居るんですよ。
それもちょっと違いますよっていうことなんですね。そうじゃないよっていうことなんですね。


斎藤

なるほど。


田村

これも見透かされますから。スタッフ、馬鹿ではないので。


斎藤

本心で言ってるかどうかってところが重要なんですね。

中編へつづく...
 

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