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たむら電鉄 コンサル道中記

59ターン目 前半 「過去に縛られて失敗する人・・・」

2016年03月24日(木)/ コンサル道中記

本日は59ターン目 前半 『治療家として成功する人、しない人』というテーマでお伝え致します。「成功する人は"未来"に向けて話をする。じゃあ失敗する人は...?(答えは本編で)」などなど、役立つ+面白いをテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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斎藤

こんにちは。クドケンの斉藤です。田村剛志の「たむら電鉄」、今回は59ターン目をお届けいたします。それでは田村車掌、よろしくお願いいたします。

田村

はい。それでは本日も出発進行。

斎藤

はい。ということで、今回もご質問ですね。田村さんにご質問ということで受け付けてます。
「治療家の中で成功する人と成功しない人、この違いっていうのは田村さん、どのようにお考えでしょうか?」という。

田村

なるほど。

斎藤

短い質問ですけど、結構奥が深いですね。

田村

はい。よく聞かれることではありますよね。
同じ仕事をしてて成功する人と、億単位で売上上げる人と何十万単位の売上の人。

斎藤

そうですね。

田村

年間でいっても1000万届かないような人とっていう、売上規模が全然違うっていうわけですよね。その違いは何かっていうことなんですけど・・・
自分が感じることは、話す内容も違うなってやっぱり思いますよね。

斎藤

それは先生と話しててってことですか?

田村

うん。懇親会とかでお話ししてても、例えばいろいろアドバイスを求められたりとかするから、それに対してアドバイスをしたり、差し上げるわけですよね。
それに対する受け答え方がやっぱり違うんですよ。受け取り方っていうんですかね。

斎藤

受け取り方ですか

田村

例えばうまくいく人っていうのは、基本的にやっぱり未来に向けて話をするんですよね。だけどうまくいかない方っていうのは、やっぱり過去の話をされるんですよ。例えば集客するにあたって、例えば最近は私チラシ集客なんかをよくやるんですけど、チラシで集客するといいですよとかっていう話をするんだけど、それに対してうまくいく人っていうのは「じゃあそのチラシってどういうふうにやればいいんですか?」っていう話の、チラシを配布するっていう方向性で話を、チラシ集客をするっていう方向性で話をされるんですけど。

斎藤

逆にうまくいかない人は?

田村

うまくいかない方っていうのは「いや、でも僕過去にチラシまいてうまくいかなかったんですよ」っていう話の仕方からスタートするんですね。

斎藤

あるあるですね。

田村

で、そこに対して「じゃあ過去のチラシのまき方はどうだったの? じゃあ、それとはここが違うよね」っていう話になるんですけど。
その過去の経験にすごく縛られてる人って、やっぱり歩みが一歩、今の話だけでも一歩、歩みが違うわけじゃないですか。

斎藤

そうですね。

田村

例えば僕がコンサルティングするにしたって、コンサルティングでもある程度時間区切らせてもらってコンサルティングやっているし、セミナーにしたってある程度時間を区切ってやってるわけなので、その中で時間って同じじゃないですか。
1時間は1時間の価値なんですよね。その中で、過去から話をすると、時間がちょっとかかるじゃないですか。

斎藤

時間がかかりますね。

田村

1回過去の確認をして、何が違ったのかっていう確認をして修正してってやらなきゃいけないから、その分時間かかるんだけど、未来に向かって動いてく人って、もうやる方向性でそもそも話がスタートするんで、時間がやっぱり短い時間でもより多くの情報を入れることができるんですよね。この差ってすごく大きいなって思うんです。

斎藤

確かに。で、そういう人に限ってやるのも早いですよね。

田村

早いです、やっぱり。で、まずやってみて考えようっていうふうに考えるし。で、すごく最近感じるのは、人間の寿命ってだいたいあんま変わんないわけですよね、みんな。必ず死ぬわけですよ。

斎藤

そうですね。

田村

人間は必ず死ぬわけで、時間はやっぱり有限なわけですよね。お金は増やせるけど時間は増やせないっていうのがやっぱりすごくあるわけですね。だからうまくいく人とうまくいかない人の大きな差って、やっぱり「時間の使い方」なんですよね。

斎藤

時間の使い方ですか?具体的に教えてください。

田村

どう時間を使ってるか、っていうことだと思うんですよ。で、やっぱりうまくいく人は未来に向かって時間を使ってるし、うまくいかない人は過去に縛られて未来に進めない。後ろを向いてる人と前を向いてる人の差。そこにやっぱり時間の使い方の差が大きく出てくるんで、ここの問題じゃないかな?っていうふうに思うんですよね。だから、過去の人ってやっぱり経験に縛られるから、経験したことしかできないから、同じところをずっとぐるぐるぐるぐる回るんですよね。だけど未来を見る人っていうのは、経験したことないことに対してどんどんどんどんチャレンジをしていくんで、進みがやっぱり早いんですよね。だからその差が非常に大きいんじゃないかなっていうのは感じますね。



斎藤

なるほど。その根底にあるのはなんなんですかね? 結構、見た目はどうしても同じだとしても、何か違うわけじゃないですか。

田村

そうですね。だから成功するように未来を考えているのか、失敗しないように先を考えてる人なのかっていう差なんじゃないかな、とは思うんですよね。だから過去にとらわれる人っていうのは、失敗したくないっていう思いなんですよね。考え方が。

斎藤

なるほど。成功したいっていうよりも、「失敗したくない」という想いにフォーカスしている・・・

田村

そう、失敗したくないっていう。

斎藤

それはあるかもしれませんね。

田村

例えば投資の話が非常に分かりやすいんですけど、ローリスクでローリターンだけど割と確実性の高い投資とかってあるじゃないですか。

斎藤

はい、ありますね。

田村

で、それに対して投資のメリットに目がいく人って、やっぱり利益を得ることができるわけですよね。もちろん失敗することもあるかもしれないですけど、でも世の中には投資でうまくいってる人って山ほど居るわけですよね。で、それに対して過去に縛られる人っていうのは、投資のやっぱり少なからずリスクがあるわけじゃないですか。
リスクにフィーチャーをするので、「そもそも投資をしない」っていう選択をするわけですね。
そうすると、投資で利益を得るっていうチャンスを失ってるんですよね。

斎藤

確かにそうですね。

田村

だから考え方が違うから、チャンスをゲットできる数が違うんですよね。で、成功してる人ってその分やっぱり失敗もいっぱいしてるんですよね。で、成功しない人って、成功しない分、失敗もしてないんですよ。

斎藤

失敗も恐れてるから、ということですね。

田村

恐れてるから。そもそもチャレンジしないから成功するわけがないんですよね。

斎藤

そっか、チャレンジ自体していない、と。

田村

同じところでとどまってるから、ダメージも受けないけど大きな成功もしない。ずーっと同じまま。現状変わらない。もっといえば、今すごく世の中の情勢が大きく変わったところに、われわれの業界ってすごく今流れが早く変わっていってるわけなので、その中で同じところに居るとやっぱり取り残されていくわけですよね。そこの差じゃないかなって思うんですよね。

斎藤

なるほど。

田村

メリットに対してリスクを負うか、メリットよりもリスクに注目してリスクを取らないっていうかたちなのかっていう、そこの差が非常におっきいなっていうのは思いますよね。
例えば、そういう人たちの傾向なんですけど。
投資の話でいえば、95パーセント成功する投資っていう話をするのか、20分の1失敗する可能性のある投資があると。

斎藤

95%成功するか、20分の1失敗するか・・・

田村

どっち取りますかっていう話なんですよ。で、大体の人が95パーセント成功する投資を取るっていうふうに言うんですけど。

斎藤

確実なほうを狙うっていうことですよね。

田村

だけど、20分の1って5パーセントだから、実は失敗する確率って一緒なんです、これ。「95パーセントの成功」と「20分の1の失敗」って一緒なんだけど、着目するところが違うわけでしょ。成功にフィーチャーすると95パーセントの成功だし、失敗に注目すると20分の1の失敗なんですよ。で、うまくいく人っていうのは20分の1の失敗に着目しがち。同じことなんだけど、そこにどこに着目するかっていうところなんですよね。印象、全然違いますよね。

後半へ続く・・・
 

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