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たむら電鉄 コンサル道中記

55ターン目 前編 「クドケン店舗に"覆面調査"が入りました。」

2015年12月10日(木)/ コンサル道中記

本日は55ターン目 前編 『覆面調査で発覚した内情』というテーマでお伝え致します。「大阪の治療家に負けている...? 関東の治療家に共通する"弱点"とは?」などなど、役立つ + 面白い をテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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斎藤

こんにちは。株式会社クドケンの斉藤です。
田村剛志の「たむら電鉄」、今回は55ターン目をお届けいたします。
それでは田村車掌、よろしくお願いいたします。


田村

はい。それでは本日も出発進行。


斎藤

今回はクドケン店舗で最近あった出来事について、
田村さんにも相談したいなと思いまして(笑)。

最近、人が増えてる影響で個人間のレベルというか、
施術以外の部分の、行動だったりとか、細かく言うと身なりとか含めて、
統一感がない感じのところが目につくようになってまして。

先日、クドケン社のある社員の方が、こっそり僕にも内緒で覆面調査をしたそうです。


田村

そうだったんですね。


斎藤

はい(笑)。来てくれたことがありまして。


斎藤

覆面調査なので、普通のいち患者さんとしてひと通り施術を受けたようで、
その後に報告してくれたんですね。

正直可も不可もなく、ということらしく。
あと、気になったのは笑顔があるようでなかったりとか、
人としての印象っていうのがバラバラだったっていうのがすごく指摘されたところだったんですね。


田村

一応マニュアルは決まってて、決まったとおりのことはやっててっていう状況ですよね?


斎藤

そうなんです。


田村

嫌なことはなかったんですか?


斎藤

嫌なことはないんです。
でも可でも不可でもないといった感じで。


田村

特に良かったことはなかったってことですよね。


斎藤

そうなんですよ。

そういう状況に今なってしまっているのを
改めて気づいたといった形ですね。

この状況に悩みつつも、基本的なことってもう決まってるとは思うんです。
そこをどこから着手していくかっていうところを、ぜひ田村先生にお伺いしたいんですけど。


田村

まずは最低限のラインとして施術のやり方が決まってたりとか、あいさつの声かけが決まってたりとか。
その部分はできてるわけですよね。


斎藤

そうなんですよね。


田村

だけど、その人の表情であるとか人間性の部分であるとかっていうところに
統一感を感じないっていうことが問題なわけですよね。


斎藤

そういうことです。


田村

ここはやっぱり、そこの教育をしなきゃいけない。そこも決めなきゃいけないっていうことなんですよね。

これは多くの治療院で見られることなんです。
今はやっぱりマニュアルが必要だとか評価制度が必要だとかってことを言われてる時代ですから。

意外と、関西の先生はこのへん強いんですけど…。
逆に関東圏の方々っていうのは割と人間性教育っていうところが苦手だったりします。
そこにあんまり着手してなかったりするんですね。


斎藤

地方で違うんですね。


田村

そうですね。
どっちかっていうと特に関東の若い先生方が苦手としている領域です。

20代30代ぐらいの若い先生方っていうのは、
今情報がすごく多い時代なんで、学生のころからいろんな情報に慣れ親しんでたりとか、
DVDで勉強されてたりとか、セミナー行ったりコンサル受けたりとかっていうことで、
売上の作り方は知っているので、ある程度の結果は残せる。

クドケン店舗もそうですよね。


斎藤

そうですね。まさにそんな感じですね。


田村

新人さんも今3ヶ月目ぐらい?


斎藤

そうです。


田村

3ヶ月くらいだけど、数字的な結果はある程度残せるようになってきてるわけですよね。

1人100万が作れる気配がしているんです。
すでに作ってくれる子も居るし、少なくとも作れるなっていうのがもう見えてきている状態。
半年もあれば充分いけるだろうっていうのが見えてますよね。

まあ半年はかからないくらいの勢いで、数字は作れてる。
だけど、それはただ単に仕組みに乗っているだけであって、
そのクドケンの社員さんがおっしゃるように感動を与えられるレベルにはない。

っていうのが最近の若い先生たちの状況なんですよね。


斎藤

クドケン店舗だけにかかわらず、そうですよね。


田村

そうですね。表面上は上手にできてる。
けど心がこもってないというのが最近の若い先生であったりとか、関東圏に見受けられる状態。
これは文化的なものが強いのかなと思うんですけど。

特に関西でも大阪の先生方っていうのは、人間教育には非常に強い。




人情の街ですから。人間教育っていうのは非常に重要視してるので人柄が育てられている。
特に大阪の先生たちと話してると「人間力」っていう言葉がよく出てくるんですね。

「人間力を高めるにはどうしたらいいですか」っていう話がよく出るんですね。

この人間力がすごく強いので、
感じのいいスタッフさんとか元気のいいスタッフさんとかっていうのは割と大阪は多いんですよね。
すごくコミュニケーション能力が高いなっていう。

ただそこで売上がある程度作れるので、
逆にシステムであるとかマニュアルであるとかってところに対しては
割と軽視しがちだったりとかっていうような文化はあったりするんですけど。

今回はその中で、仕組みはある程度できてるんだけど
人間教育がちょっとまだできてないっていうところに対してどうするかっていうことですよね。

中編へ続く...  

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