53ターン目 後編 「敵は数駅先にも潜んでいます・・・!」
2015年11月19日(木)/
コンサル道中記
本日は53ターン目 後編 『経営者として意識すべき敵』というテーマでお伝え致します。「"こんな理由"でも患者さんが浮気してしまう時代です...」などなど、役立つ + 面白い をテーマにお届けします。音声でもお聞きいただけますし、ブログ形式で書き起こしもついています。では早速「サイを振れー!出発進行~!!」
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田村
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5年前は近所に治療院ができてきたんで、
近所の治療院と比べられるっていう時代だったと思うんですけど、
今はホームページがあることは当たり前。
スマホをみんな持っている状態だからいつでも調べられる。
やっぱりガラケーの頃って、携帯で調べてもちょっと情報が得にくかったんですけど、
今みんなもうスマホ対応もされてたりするんで、
スマホで見たらかなり詳細な情報が分かる状態にはなってきていますから。
近所じゃなくても自分の目的に合わせた選択肢が非常に広くなってるっていうのがありますね。
で、もっと言えば収入的にはそんなに増えてない時代。
特に今は骨盤矯正とか実費で狙っていく年代っていうと
勤労層、30代から50代ぐらいの年代を狙っているわけなんで、
経済的にはなかなかシビアだったりする部分があります。
通うか通わないかに関しても結構金銭的な部分でシビアなわけですよね。
そうした場合に、果たしてここでいいんだろうかっていうことの疑問っていうのが非常に強いと思うので。
ちょっとよく分かんないけど通ってみようかなっていうノリではなくなってきてますよね。
一度受けてみたけどなんかいまいち納得行かないからよそも調べてみようかなってなったら、
携帯で調べたらもうとんでもない数が出てくるわけですよね。
特に東京みたいに交通の便がいいところだったら、
ちょっと1駅2駅行けばたくさんあるわけじゃないですか、選択肢が。
で、通勤だって結構遠くまで行っているわけですから、
家の近くじゃなくても会社の近所で受けるとかっていうこともできるわけです。
選択肢がより広がっている状態なので、
そこから自分ところのファンになってもらう、患者さんになってもらう、ちゃんと通っていただく。
ましてや口コミもしてもらおうと思ったときには、
いかに自分の院がよその治療院、整体院と違うのかっていう、
どれだけ患者さんにとってメリットがあるのかっていうことを
ちゃんと言葉で説明できることが必須ですね。
先生の中には「受けてもらえば分かるんだよ」って方もいらっしゃいますけど、
なかなか患者さん、施術の内容って理解できないと思うので。
よっぽどいろんな治療院を回ってこられた方だったら分かってくれるかもしれないですけど、
初めて整体を受けるって人に違い分かれって言っても比較対象がないので、これは厳しいわけですよね。
そうなってくるとちゃんと説明をしてあげるっていうことが非常に大事かなっていうのは思います。
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斎藤
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確かに。いい意味でより身近にはなってきてるような感じはしますかね、情報とか。
大手も今骨盤矯正とか打ち出してますしね。
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田村
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うん。やっぱりマッサージとかエステとかっていうリラクゼーションが飽和してきて
骨格に対してのアプローチっていうのを始めてきているので。
接骨院と実費院のボーダーレス化っていうのはさらに加速してる状態はあると思います。
視点としてはやっぱり、ライバルを接骨院、治療院じゃなくて世にあるすべて捉える。
間接競合も含めて。湿布であるとか。
内服液とかも結構増えてるじゃないですか。薬とかもいろんなもの出てきてるし。
そういうところも含めて「うちのほうがいいんだよ」っていうことを言えるかどうかっていうのが、
これからの生き残りの道なんじゃないかなっていうのは非常に感じるところですね。
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斎藤
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やっぱり一見さんもいっぱい来ますし。
となると、やっぱり自院の考え方ですよね。
血行だったり治療の理解度っていうのはもっと見ていかないとですね。
より身近になるにつれて、やっぱりそれぞれの認識は違いますからね。
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田村
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うん。やっぱり説明できるようにならなきゃいけないなっていうのはすごく思うし。
だからクドケン店舗でも今、店舗数、従業員数も一気に増えているところなんで
全スタッフがちゃんと同じことをできるようにしなきゃいけない。
簡単なことではないんですけど、それをやってくっていうことが必要になってくるかなと。
自分の院の、自分の会社の価値っていうのをしっかりと認識できるように。
患者さんにとっての価値っていうものをちゃんと理解して
伝えられるようにしていくっていう努力がますます必要になるんじゃないかなということが、
この4年間振り返っての変化かなと。昔のほうがもっと単純でしたね。
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斎藤
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極端にいうと無料でやればいくらでも来てたんですね。
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田村
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そう。無料でやって、とりあえず治療効果出しとけばリピート取れたっていう時代だったんですけど。
今、なかなかそうでもないなっていう。
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斎藤
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そうでもないし、集まったとしても通うか通わないかっていう。
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田村
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治療効果出すだけではなかなか納得していただけないっていうところですよね。
例えば自分の院がすごく腕がいいとしても
あんまり広告っていうかちゃんと伝えるっていうことをしていなくて
「うちは普通の整体ですよ」っていう感じで。
ほんとすごく腕いいんだけど「どこにでもある普通の整体ですよ」っていう感じでやっていたとするじゃないですか。
やってたら治療を受けた後に、
どこにでもある整体でこれだけ効果があるんだったら、
『うちは神の手を持ってます』とか『口コミで何百件も持ってます』みたいなことを謳っている治療院だと
もっとすごいのかもしれないなと思ってそっちに行っちゃいますよね、やっぱり。
たぶん先生たちもそういう誇大広告的な表現はお好きではないと思います。
ただ、嘘はいけないとは思うんですけど、自分のところの院の魅力っていうのをちゃんと説明できるようにすること。自分のところの強みを理解して、ちゃんと説明するようにすることっていうのが
ほんとに大事な部分になってきてる時代に突入してるなっていうのは感じますね。
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斎藤
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確かに。伝え方っていう意味ですよね。
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田村
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そうですね。どれだけ魅力持っていても伝わらなかったら意味がないので。
伝えられる力を付けるっていうことが非常に重要な局面に来てるなというふうに思います。
時代の絶大な変化を捉えながら、自分の院の運営も少しずつ変化させていくっていうことですね。
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斎藤
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はい。ということで、
今日も「たむ鉄」をお届けしてまいりました。それでは田村車掌、根本先生、本日もありがとうございました。
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田村
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はい。本日もご乗車ありがとうございました。
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根本
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ありがとうございました。