51ターン目 後半 「治療院経営の首を絞める「型破り」の罠とは?」
2015年10月08日(木)/
コンサル道中記
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田村
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もう2年ぶりぐらいかな。
昔指導させてもらっていた治療院さんに、しっかりとお話をさせてもらったんですけど。
そしたら、やっぱり2年前っていうのは私から伝えてたような売上のシステムっていうのがあるんですよね。
ちゃんとやっていると、3人とも全然状況は違うんだけど、
やっぱり売上としてはだいたい1院当たり600万ぐらいの売上が立てれてるんですよね。
で、少なくとも300万ぐらいの売上が立てれてる状態なんですよね。
っていうのは、僕がクドケンさんにも同じようなシステムをお伝えしてますけど、
伝えてるシステムで作れてくる売上っていうのが、そこそこやってて300万ぐらい。
で、ほぼ完璧にやると600万700万っていうぐらいの売上っていうのは立てれるっていうのは分かってきたんですね。
これ、全国でやってるから。
いろんな場所でやっててだいたい同じような結果が出てきたので、
これやっぱり、このシステムの結果なんですよね。
で、やっぱりそこで僕自身が感じたことは、このシステムだと1院1億円いかないんだなっていう。
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斎藤
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600万とかそれぐらいで止まっちゃう。
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田村
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そう。600万700万ぐらいだから、8000万9000万ぐらいで止まっちゃうなっていう。
1億にちょっと足りないぞっていうことがちょっと分かってきたんですよね、最近。
だからそこは、じゃあ自分自身がシステムをバージョンアップしなきゃいけないなと。
僕が提供してるシステムっていうものを、仕組みっていうものを、
バージョンアップするときが来たかもしれないなってことを自分の中で考えるわけですね。
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斎藤
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なるほど。逆にうまくいってない場合は、どっかにじゃあ問題があるっていうのはすぐ分かるっていうことですよね。
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田村
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そうですね。
やっぱりこれだけの数やってきてるので、
こういうふうにやればこういう結果が出るはずっていうのはある程度分かってきてるので。
そこにシステムエラーが出るわけですね。
エラーが出ると。同じ結果が出ないってことはどっかに問題があるぞってエラーが分かるんで、
修正点を探すことは結構簡単なんですよね。
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斎藤
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仕組みにするとそういうところもすぐ分かっちゃうし。
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田村
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そうですね。スピードも早いと思いますね。
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斎藤
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そうですよね。なかったらなかったでそこをまず探すところから、結構時間かけて。
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田村
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まず型を作るっていうことですね。それが非常に大事じゃないかなって思います。
どこだったか分かんないけど、どっかの県で見た中吊り広告があって。
あれ、大阪だったかな。ちょっと覚えてないんですけど。
言葉の名フレーズみたいなやつを特集してるような中吊り広告があったんですよね。
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その中に非常にいい言葉だなと思ったのが
「型がある人であるから型破り。型がない人がやると形無しになる」っていうのがあったんですね。
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斎藤
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なるほど(笑)。すごい。
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田村
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これはうまいなって思ったんです。
これ、割と治療家によくあるあるのパターンだなっていうのを思っていて。
いわば型っていうのはシステムのことですよね。
システムであったり仕組みの話なんですけど。世でいっぱい出てるシステム、型があるわけですよね。
DVDだとかセミナーだとかでそういう型が紹介されてるわけですよね。
それに対していきなり型破りをしようとするんですね。
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斎藤
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確かに。いきなりオリジナルに走るんですね。
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田村
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そうそう。やっぱりプライドもあったりとか、いろいろあるんだと思うんだけど。
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斎藤
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「こんなの知ってるよ」みたいな感じですよね。
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田村
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そう。少し変えてやってやろうみたいなところがあるわけですよね。
すると、うまくいかない。形無しになっちゃったっていうことですよね。
だからまずやっぱり、1回型どおりにやってみるっていうこと。
で、そこの型のよさっていうのを感じてもらう。
やっぱり斉藤さんなんかはたぶん感じてると思うんだけど、型どおりにやるとだいたい同じ結果出ますよね。
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斎藤
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はい。おっしゃるとおりですね。
だから僕は逆に、やることは全部型に沿ってるかどうかだけ確認すればいいようにしてますね。
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田村
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そうそう。ですよね。
組織運営の極意っていうのはそこにあるのかなと。
いかに型を作り、型どおりにやるか。
で、より成長したいのであればその型を変えるっていうことね。
間違っちゃいけないのは、今型がある。
で、その型に沿ったとおりにやるとこういう結果が出るってものがあって、
より大きな成果を得ようとしたときに、組織運営で間違えちゃいけないのは、個人に焦点を当てること。
これ絶対に駄目よってことね。
「もっとやれ」って言うのは、これは駄目ですよと。
もし水準をもっと伸ばしたい、成果を伸ばしたいんだったら型を変えるっていうことをしなきゃいけないってことね。
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斎藤
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確かに。
極端にいうとその人が居なくなっちゃったら売上も下がっちゃったりとかいうシステムだと駄目ってことですよね。
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田村
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そうそう。
それはやっぱり一つのリスク。
もちろん人ありきの型っていうのもありではあるんです。
ありではあるんですけど、リスクも大きいよっていうことですね。
だからその型を意識する、システムを理解する、仕組みを考えるっていうことですよね。
いろいろ言い方はあるかもしれないんですけど、それによって大きな差が生まれてくる。
で、素晴らしい型ができればやずやさんのように1人で4億円上げるっていうことも不可能じゃないんだと。
可能だってことを証明してくれてるんで。
だからこの話を言っていて「やっぱりやずやとお前、治療院関係ねえだろ」っていう話じゃなくて、
1人で4億円上げるっていうことが可能なんだっていうことに対してアンテナを張ってほしいんですよね。
正直ちょっとネタバレな話になりますけど、
さっき2人で「なんの話しようか」ってなったときに
「じゃあこれ、やずやさん取り上げようか」っていう話になって
「これ、同じ健康産業なんだよね」って言って2人でうなだれましたからね。
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斎藤
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そうですね。
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田村
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うーんってなりましたからね。
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斎藤
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ちょっと悔しいよねっていう話もしましたね。
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田村
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そうですね。
絶望的な敗北感。とてもじゃないけど、そんな仕組み僕は作れないなっていう。
だけどやっぱり治療院で働く人を幸せにしていくためには、
自分自身の使命としては、やっぱり1人当たりがもっとしっかりと患者さんに支持されて、
しっかりと売上をいただけるような型を作っていくこと、システムを作っていくことっていうことが
僕の治療院コンサルタントとしての仕事だなっていうふうに思っているのでね。
今の結果に満足せず、一つうれしかったんですよ。
自分の過去の教え子さんたちが月商で600万とかっていう数字をみんな上げてこれる。
300万、600万っていう数字をしっかり上げてきてくれてるっていうことは非常にうれしかったんですけど、
ここで満足しちゃいかんなという自分への戒めも込めて、
今日はそういう仕組みっていうことに対して、仕組みはいかにすごいのかっていう、
いかに力があるのかっていうことについて、改めてお話をさせていただきました。
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斎藤
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なるほど。じゃあ次は1億円の院作るとか、そういう仕組みを。
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田村
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やれるんだろうなという、今手応えは感じてて。
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斎藤
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野望的なものですね。
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田村
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ここのところをもうちょっとこうすると、
1院1億円のシステムって作れるんだろうなっていうのは感じてはいるんですけどね。
いますけど。それをまた検証してかなきゃいけないので。
仕組みとして今のクライアントさんたちで1院1億を目指すような方々がいらっしゃるんであれば、
そこに対してブラッシュアップして、トライアンドエラー繰り返して、しっかり形を作って、
またお話できる日が来たらいいなというふうには思ってるんですけどね。
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斎藤
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そうですね。ぜひそのときは「たむ鉄」でも、ちょこっと。
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田村
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そうですね。
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斎藤
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ということで、本日も「たむ鉄」をお届けしてまいりました。
それでは田村車掌、本日もありがとうございました。
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田村
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ありがとうございました。