48ターン目 後半 「ダメスタッフを"できるスタッフ"に変える魔法の質問」
2015年08月20日(木)/
コンサル道中記
通常速度
たむ鉄インタビューを音声でお聞きになりたい先生はこちらをクリック!(通常倍速)
(こちらからダウンロードしたものを携帯プレーヤーなどで移動中に聴くこともできます)
1.5倍速
たむ鉄インタビューを音声でお聞きになりたい先生はこちらをクリック!(1.5倍速)
(こちらからダウンロードしたものを携帯プレーヤーなどで移動中に聴くこともできます)
-
田村
-
なんか自分が伝えたら、ちゃんと伝わってるかどうかを聞き返して確認するっていう。
-
斎藤
-
確認ですね。
-
田村
-
そうそう。「今の話分かった?」って。
だいたい「分かりました」って言うわけですよ。分かってなくてもね。
それに対して「じゃあどういうふうに理解したか教えてもらっていい?」っていうのを聞くわけですね。
-
斎藤
-
確かに、田村さんこの前、そうやってましたね。うちのクドケン店舗の方の研修の、
一番最初をお願いしたときに、全部聞き返してましたね。
フィードバックっていうか。「どう思った?」とか。
-
田村
-
やっぱり研修とかって情報量がすごく多いので入りきんないんですよね。だから伝えた情報に対して、相手がどう受け取ったかっていうことを確認しながら進めていかないといけないんですよね。確認して、
1個1個センテンスごとに区切っていって、「今の話どう理解した?」っていうのを聞いて、聞き返す。
そして、出てきた答えに対してちょっとずれてたりとかすることがあるんで、
「それはちょっと違うよね」って。「うまく伝えられなくてごめんね」っていうことを伝えてあげる。
「それはこうこうこういう意味なんだよ」っていうことを
もう1回伝え直すっていうことをやってかないと、ちゃんと伝わらない。
-
斎藤
-
確かに。そうですよね。どう理解したかっていうところは、
やっぱり経営者さんとはちょっとレベルというか、視点が違いますからね。
-
田村
-
そうそう。下地がやっぱり違うので、持ってる知識とか経験っていうものが全く違うので。
同じ言葉でも、同じように受け取れなかったりするんですよね。年代によっても違うんですけど、
うまく受け取れなかったりとかする部分があるので。
-
斎藤
-
そうですよね。そうするとやっぱり下地が違うっていう前提でやっぱり話していかないと。
-
田村
-
そうですね。だからこれ、男性と女性でも全然違うわけですし。先週研修した子は女の子だったので。
女の子だし、新卒の子だったので、まだ全然状況が分からない状況なので、
こちらの感覚で言ってもやっぱり伝わらないっていう部分があるし。
そこを楽しんでやるために好奇心を持ったほうがいいなって。
正直面倒じゃないですか、そんないちいち聞き返す作業って。
-
斎藤
-
確かに(笑)。はい。
-
田村
-
面倒だなと思うんですけど、僕はデータを積み上げていって、検証していくっていうことがすごく好きなので。こういう言い方をするとこういうタイプの人にはどういう伝わり方をするのかなっていうことを検証して蓄積したいんですね。データにしたいんですね。そこにちょっと楽しみを持って聞いていますね。
-
斎藤
-
すごいですね。学者さんみたいになってきますよね。
-
田村
-
コンサルタントなんで、データの蓄積が何よりなんですよね。根拠のないもので話をするコンサルタントなんて、ほんとこれほど迷惑なものはないわけですよ。机上の空論で話をするほど迷惑なコンサルタントってないわけなので。
しっかりデータ取りをして、どういうことをすると、どんな反応が返ってくるのかっていう。どんな現象が起こるのかっていうことに対しては、やっぱり検証しておかなきゃいけないなって思ってるので。つまりそれは、データを取るっていうことなので、非常に大事にしてやってますね。
-
斎藤
-
なるほど。確かに経営者側からすると、自分の意見を言ってしまいますよね。
それが確かにデータに基づいた事実なのか、客観的な事実なのか、自分の主観、意見なのかっていうのは確かに区別しないと、ちょっと言われてるほうは理解できないですよね。
-
田村
-
そう。主観的意見って、意見というよりは期待なんですよね。こうあってほしいみたいな。
-
斎藤
-
なるほど。そうですね。言われてるほうは確かにそう感じるかもしれないですね。
-
田村
-
そうそう(笑)。だけど、そうはやっぱりうまくいかないっていうのは現実なので。
ここをしっかりと確認しながらやってかなければいけないし、伝えてみてうまく相手が受け取れてなかったら、受け取り側が悪いっていうふうに判断すると自分が成長しませんから。相手が、こう言うとそういうふうにちょっと誤解して受け取るんであれば、言い方を変えてみるっていうことですよね。
-
斎藤
-
なるほど。「伝える」と「伝わった」は違うということですね。
-
田村
-
そうですね。ただ言ってるだけだと、本当にちゃんと伝えるっていうことは全く違うことになってくるので。自分は伝えてるつもりで伝わってないと、私みたいに悲しい思いをすることになるので。
だからそういう悲しい思いをする前に、今自分が言ってることがちゃんとスタッフさん、周りの人たちに、家族もそうかもしれないです、周りの人にちゃんと伝わってるのかっていうことを確認していってみるっていうことをやられてみるといいんではないかなと思います。
-
斎藤
-
なるほど。またそれが、またチャンスですかね。変われるチャンス。
-
田村
-
そうそう。自分の成長するチャンスなんで。
-
斎藤
-
そうですね。いつも田村さんがおっしゃるように。
-
田村
-
そうそう。私、コンサルティングやってて、セミナーとかやってても、結構分かりやすいっていうのをすごくおっしゃっていただける。
「たむ鉄」でもそうなんですけど「話が分かりやすいです」っていうことをすごくおっしゃっていただけるんですけど、それもやっぱりこの検証のもとなんですよね。
どうやったら人にうまく伝わるんだろうかっていうことを検証して、検証して、検証しての結果があるので、今こういうふうにしゃべれてるっていう部分はありますんでね。
-
斎藤
-
なるほど。そうですね。みんな同じですよね。改善して、検証して。
-
田村
-
はい。テストと検証、テスト、テスト、テストで。
テストと改善を繰り返してもらって、より少ない言葉で正確に物事が伝わるようにっていうことをやっていっていただければ、スタッフコミュニケーションとかもうまくいってくると思いますんでね。
-
斎藤
-
そうですね。なるほど。ということで、今回も「たむ鉄」をお届けしてまいりました。それでは田村車掌、本日もありがとうございました。
-
田村
-
はい。本日もご乗車ありがとうございました。