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たむら電鉄 コンサル道中記

45ターン目 後半 「治療院の売上を悪化させる"見えない罠"」

2015年07月01日(水)/ コンサル道中記

1人整体院における継続課金システム導入のメリットとデメリット?
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田村

長く居るわけだから、当然スキル高いと思ってるわけだから、当然できて当たり前。
新人の数字なんか見るわけですよね。新人の様子は、やっぱり。

新人がこのぐらいできてるんだから、当然先輩はもっとできてるだろうっていう思い込みで見落としちゃってる部分があるんですね。

これ、僕自身も店舗運営をやってた中で、そこの事実に気が付いたのは結構遅かったです。5年目ぐらいだったかな、気が付いたのは。

斎藤

10年ぐらいやってたんですね?

田村

10年やってた中で、もう折り返し地点だけど5年目ぐらいのときに、なんかおかしいぞっていうのに気が付いて。

斎藤

5年目ぐらい。

田村

スタッフ80人ぐらい居たんですけど、そのとき。
80人居るスタッフの中で、数字の、売上のランキングとか、誰がどのくらいやってるとか一覧表を作り始めたんですよ。

一覧表を作ったときに何かおかしいなと思いました。
要はちゃんと数字が取れてるんだったら、新人よりも先輩のほうが稼働率も売上も高くなるはずですよね?

でも、だんだん差がなくなってきて、「あれ、そんなに差がないぞ」っていうようなのに気が付いたときに、よくよく中身を見てみたら、そういうことになっていたということがあったんですよね。

斎藤

すごいですね。それはでも、数字を見て分かったっていうことですよね。

田村

そうですね。だからここも数字で管理をするっていうところ。客観視する。
主観じゃなくて客観的なデータに基づいてマネジメントをしていくっていうことですね。

これをやらなきゃいけない。

で、多くの先生が一度教えてできるようになったことはずっとできるもんだっていう思い込みがあるんですよ。
普通そう思いますよね。

斎藤

思います、思います。

田村

だけど、人間っていうのは忘れる生き物なんで、一度教えてもチェックをしないとだんだんできなくなっていくんですよ。
っていうもんなんですね。

アレンジをしてったりとか手を抜いたりとか。

手を抜いてる意識はないけど手を抜いたりとか起こってくるんで、この数字をチェックするっていうことと、ときどきやってる内容をチェックするっていうことですね。

これをやってかないと数字を保てなくなってくるっていうことがあるので。
これ、1人先生も注意しなきゃいけないです。
1人先生も同じ現象が起こってくるんで。

斎藤

1人先生、そうですよね。

田村

うまくいってるつもり、うまくいってるつもり、何年か前よりも数字が、既存患者さんがだんだん定着してくるんでね。
いってるけど、新患さんに対しては数字が取れてなかったって。

それに気が付かずにずっといくと、ある日あるとき数字が落ち込んでくるっていう現象が起こってくるんですね。

斎藤

それでもとのやり方に戻ることなくドツボにはまっていっちゃうってこと、考えられますよね。

田村

そうです、そうです。はい。

だからうまくいってるときに、自分が今何をしてるかっていうことをチェックリスト化しておくっていうことですね。

これ、前の無料動画サイト、無料のウェビナーでもお話ししたことなんですけど。
これをやっておかないと自分が迷子になる可能性があるんで。

斎藤

確かに。そっか。しかも定期的にチェックする仕組みも作っとかないとですよね。
客観的に判断できないですよね。

田村

それをやっておかないと。
だから1人先生って結局ここが怖いんですよ。誰もチェックしてくれない。

チェックリストはなかったとしても、スタッフがたくさん居るところだったら周りが気が付いてくれることもある。

気が付いてくれないことのほうが多いけど、気が付いてくれることもある。だけど1人だと全く気が付かないですからね。

だから今うまくいってるんだったら、それがなぜうまくいってるかっていうことを自分で客観的にチェックをして、そのときにその

うまくいってる理由もちゃんとリスト化しておくっていう。

で、うまくいかなくなったときに何が変わったんだろうっていう照らし合わせれるものも持っとくってことですね。

当然、より改善したい、より改善したいっていう思いもあると思うから、変えてくと思うんです、いろんなものをね。
変えていくんだけど、変えたときにどうなったかっていうのをチェックをするっていうことがね。

斎藤

そこが一番ポイントなんですね。

田村

これはみんな結構やらない。

斎藤

やらないですね。確かに。

田村

思い込みがあるから。
今これでやっててうまくいってて、ここをこう変えればもっとうまくいくはずだっていう主観での判断。
思い込み。

うまくいくはずだっていう決め付けのままやることによって、数字が落ちていく。
で、記録しとかないと何を変えたのか分かんなくなってくる。

結果、わけ分かんなく。
で、もっと数字が落ちるからもっと改善して元に戻さなきゃって、また改善する、もっと落ちていくっていうふうにそうなってくるですね。

斎藤

いわゆるPDCAサイクルですね。

田村

そうですね。ちゃんとやってかないといけないんで、やっぱり記録を取るっていうことと、変えるときは1個ずつちゃんと確認を取りながら変えていくっていうことですね。

このへんはセルフマネジメントでもあるし、自分自身がどうなのかっていうことのマネジメントでもあるし。

自分の中でもチェックリストをしっかり作っておくっていうことと、数字的な基準値を作っておく。
管理項目ですよね。を作っておくっていうことをやっていただかないと。

継続的に経営を維持していく、安定させていくっていうことが非常に難しいなと思うので。

やっぱり今、教材としてはそんなところ出てないところもあるんですけどね。
マネジメントの教材っていうのは出てないんで。

斎藤

なかなかないですよね、その部分。

田村

これからやっぱりプロジェクトTなんかを通してマネジメントっていうことの重要性とマネジメントの仕方っていうものを伝えていけたらいいなっていうふうに感じた、6月のアクションでしたね、私自身の。

斎藤

なるほど。たむ鉄でも随時そういった。

田村

そうですね。

斎藤

あんまり深くは言えないかもしれないですけどね。

田村

ちょっとプロジェクトTご参加の方々との兼ね合いもあるんで、あんまり詳しいお話はできないんですけど。

また詳しく「なんのチェックをしたほうがいいですよ」とかっていうのはちょっと言えないんですけど、チェックをするっていうこと、管理をするっていうことですね。

人は必ず、ちょっと言葉違いかもしれないですけど、できるようになったものが劣化していくことがあるっていうことを知っといてほしいってことですね。

斎藤

確かに。そうですね。そういう、ちゃんと振り返るときも必要ですよね。
ということで、本日もたむ鉄をお届けしていきました。
それでは田村車掌、ありがとうございました。

田村

ありがとうございました。
 



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