44ターン目 後半 「間違いのない売り上げ目標の立て方」
2015年06月18日(木)/
コンサル道中記
通常速度
たむ鉄インタビューを音声でお聞きになりたい先生はこちらをクリック!(通常倍速)
(こちらからダウンロードしたものを携帯プレーヤーなどで移動中に聴くこともできます)
1.5倍速
たむ鉄インタビューを音声でお聞きになりたい先生はこちらをクリック!(1.5倍速)
(こちらからダウンロードしたものを携帯プレーヤーなどで移動中に聴くこともできます)
-
田村
-
だからだいたい、僕よく、でも言ってるのは、1人当たりの施術時間の上限、1日の上限っていうのが300分から400分っていうことを申し上げてるんですけど。
自分自身の施術経験の中から、あんまりそれ以上やると体力的に厳しいよねっていう。
やっても400分だよね。
毎日続くんだったら300分ぐらいだよねっていうのが、自分の施術経験の中からのものなんですけど。
300分割ることの、1日8時間だったら480分。
-
斎藤
-
480分。はい。
-
田村
-
で、62.5パーセントとかっていう稼働率になってくるんで。これが個人当たりの稼働率。
人員当たりの稼働率。
だからそれが2人居れば2人の施術時間を足して、2人の勤務時間で割ると店舗の稼働率が出てくるっていう話。
-
斎藤
-
割るってことですよね。
-
田村
-
人員に対する稼働率が出てくるっていう考え方ですけど。
もう一つは、今言った話はベッド台数に対して施術者の数が少ない場合の計算っていうふうに思ってください。
-
斎藤
-
はい。なるほど。
-
田村
-
に対して、ベッド稼働率っていうのがあるんですね。
ベッド稼働率で出す場合っていうのは、店舗のベッド台数よりも施術者の数が多い場合。
っていうのがベッド当たりで稼働率を考えるっていう場合ですね。
この場合は単純に、ベッド台数掛ける営業時間っていうのがまず一つの時間ですね。
これが営業時間になってきます。
それに対して、ベッドが何分稼働したのかですね。
稼働時間。ベッドの稼働時間、総合計。
人に対してじゃなくて、店舗全体の稼働時間。
稼働時間を店舗の総営業時間で割るっていうかたちですね。
-
斎藤
-
それやっても稼働率出てくるんですね。
-
田村
-
出てくるってかたちですね。
ここは70パーセントぐらいあって問題ないです。
-
斎藤
-
なるほど。結構営業時間でいうと、掃除したりとかやっぱりそういう時間も含めてっていうことですね。
-
田村
-
含めて7割ぐらいの稼働はしてて問題ないです。
-
斎藤
-
そうですよね。
-
田村
-
私がよく言ってる、施術者の稼働率60パーセントっていうのは、間に患者さんの対応とかそういうものも考えると、施術以外の時間にも残りの40パーセントに時間を割かないといけないっていう部分ですね。
お見送りをしたりとかっていう部分もあるし、受付居ないところだったら電話も出なきゃいけないしっていうのがあるんで。
だから受付が居るところは、さっき言った1日のベッド稼働率っていう話があったんですけど、その稼働率の中に受付の分も含めて考えたほうがいいかも分かんないですね。
受付さんがどのぐらい稼働、動いてるかっていう時間を考えたほうがいいかも分かんないですね。
勤務時間に含めて考えて、で、そのうえで60パーセントっていうことですね。
-
斎藤
-
なるほど。質問見たら、鍼灸整骨院って書いてましたので、当てはまるでしょうね。
-
田村
-
そうですね。はい。
今の鍼灸の場合になると、置鍼の時間があったりするんで、後者の考え方。ベッド稼働率で考えていかれたほうがいいかも分かんないですね。
-
斎藤
-
ベッド稼働率ですね。
-
田村
-
要は施術だけ、整体とかの手技だけの場であれば人数当たり。
-
田村
-
人数と労働時間、人数掛ける労働時間。受付も含めた労働時間。
受付も含めて人数掛ける労働時間に対して施術時間が何パーセントだったのかっていう概念が。
で、これが60パーセントっていうのは前半の考え方ですよね。1の考え方。
だけど置鍼があったりとか、例えば物療とかね。
-
斎藤
-
そうですね。
-
田村
-
物療で人が掛からないけどベッドを専有する時間があるとかっていう場合の店舗さんに関していうと、ベッド稼働率、後半のほうの稼働率ですね。
-
斎藤
-
はい。後半のほうが。
-
田村
-
はい。ベッドがどれぐらい稼働してるのかっていうことですよね。
ベッド台数と営業時間。
ベッド台数掛ける営業時間に対して、ベッドが稼働してる時間が何分、何パーセントあるのかっていうことですよね。
で、考えていかないと、売上の上限が変わってくるので。
-
斎藤
-
なるほど。結構、音声だと難しいかもしれないですけど。
-
田村
-
そう。ちょっと文字にしないと伝わりにくいかなっていうのはありますけど。
-
斎藤
-
そうですね(笑)。田村さんの教材なんかでも言ってましたか?
-
田村
-
でもベッド稼働率っていう話は、今までの教材の中では言ったことがないと思います、おそらく。
-
斎藤
-
あんまり言ってなかったですか? なるほど。
-
田村
-
今までは基本的に1人治療院とか、スタッフ1人当たりが稼ぐっていうことのノウハウでお話をしてきてるので。
-
斎藤
-
そうですね。
-
田村
-
従業員1人、施術者1人がどのくらいは稼働が適切かっていうお話しかしてきてないんですけど、今回はチームビルディングというか、組織編っていう感じなので。
で、考えた場合には、個人じゃなくて今度はお店で考える。院として考えるってことですね。
院としての稼働が何パーセントなのかっていうふうに考えていくってことですね。
飲食店はこの考え方ですからね、完全にね。
客席が何席あって、客席掛ける営業時間を考えて、その中でどれだけ稼働したのか、どれだけの売上を生んだのかっていうことで考えてるので。
だから
-
田村
-
1坪当たりの売上がどのくらいあったのかっていうようなっていうことで、営業効率を見たりとかするんですけど。
-
斎藤
-
考えますよね。
-
田村
-
もちろん、都心とか非常に家賃単価が高いところ、坪単価が高いところで考えた場合には、坪単とかっていうものを考えなきゃいけなくなってきましたけどね。
特にショップインショップ、要するにショッピングセンターなんかの中に入るテナントで出店を考えてる方々っていうのは、坪単価っていうこは非常によく考えなきゃいけない部分なんですね。
ショッピングセンターが評価する部分っていうのは坪単価ってことを一番評価しますんで。
これ、意外と知らない方多いと思うんですけど。
-
斎藤
-
知らないですね。
-
田村
-
僕はショッピングセンターでもやってましたから、ショッピングセンターの方と話してるときっていうのは、出店交渉なんかするときには「おたくは坪単いくらぐらい出るんですか?」っていうことを必ず聞かれるんですね。
だから、で、ショッピングセンター用に、サービス業だったら坪単はどれぐらいとか、飲食店だったら坪単どのくらいとかっていう基準値を持ってらっしゃるんですよね。
だからそのへんも計算されておくといいですよね。
だからもし多店舗展開される場合は、この坪単っていうのも少し頭の中に入れてほしいですね。
-
斎藤
-
なるほど。
-
田村
-
さっき言った、要は単価をどのぐらい取るかっていうことに対して、ベッドのスペースは変わりますよっていう話をしたと思うんですけど、これ坪単っていう考え方でやればちょっと基準が引けますので。
10坪で月商400万売るんだとかっていうことですよね。坪単で。
400だったら坪単40万っていうことですよね。
月売上、坪単40万。
-
斎藤
-
そうですね。
-
田村
-
って考えた場合に、じゃあベッド台数を何台にしたら、減らすんだったらじゃあ単価をいくらぐらいにしなきゃいけないっていうような計算が立ってくるので。
この坪単っていう計算ですね。
-
斎藤
-
すごい。そういう考え方もあるんですね。
-
田村
-
そうですね。も、出てくるんで、他店舗展開していくときには、要は同じ条件で出店することってやっぱりできないわけなので。
多店舗展開の管理の一つの基準として坪単っていうものを持っとくと、ここの店舗は何坪あるからじゃあその何坪に対してこのくらいの売上を立ててください。
で、そのために効率のいい動線を引いたりとか、ベッド配置っていうものをしましょうっていうことになってくるわけですね。
-
斎藤
-
なるほど。あと、これ書き起こしされますからね。
ちょっと繰り返し読んでいただいたほうが。
-
田村
-
そうですね。ちょっと高度な内容にはなるかなとは思うんですけど。
-
斎藤
-
そうですね(笑)。稼働率という考え方ですね。
ぜひ参考にしていただいて。
-
田村
-
そうですね。稼働率って考え方と、坪単っていう。坪単価。
坪当たりの月商売上がどのくらいなのかっていうことも一つの基準値。
-
斎藤
-
坪単ですね。
-
田村
-
新たな基準値、治療院業界ではあまり言われることのない基準値ではあるとは思いますけど、流通産業とかでは非常にポピュラーな基準値になりますので。
一度自分の治療院が何坪あって、月商売上がどのくらいあって、坪単どのぐらいなのかなっていうのを1回見てもらってもいいかなと思うんですね。
そうすると出店していくときに坪単に対して家賃がどのぐらい払えるっていうのが見えてくると思いますので。
-
斎藤
-
そうですね。なるほど。なるほど。ということで、今回は稼働率ということについてお話していただきました。
-
田村
-
はい。
-
斎藤
-
それでは田村車掌、ありがとうございました。
-
田村
-
はい。本日もご乗車ありがとうございました。