38ターン目 前半(Part2)「田村剛志も実践!採用の失敗を未然に防ぐ"ある方法"」
2015年04月09日(木)/
コンサル道中記
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- 田村
出来るだけ早い方が良いと思うんで。
そこ無理矢理だから「違う山登りたい」って人を引っ張って行って、それはやっぱり良い結果が出ないので、早い段階で意識統一をしておく事が必要だとは思いますね。
- 斎藤
いわゆる、院のコンセプトとか、理念というか、そういう方向性ですよね。
そこをちゃんと示して共感してもらわないと、確かに「穴が開いたから入れる」とか、そういう感じの先生が多いじゃないですか。
- 田村
物じゃないので、人なので、感情を持ってるし、それぞれの人生を抱えて、しょって生きてるし、人によっては家族の人生をしょっている人もやっぱり居る訳ですよね。それぞれの人生とビジョンっていうものをちゃんと理解した上で付き合っていく、チームとしてやっていくっていう事をしないと、なかなか上手くいかないですよね。
僕自身の失敗談なんですけど、フロントスタッフさん、パートで入ってくれてたんです。最近はもうフロントスタッフさんも、基本的に社員で雇うというスタンスでいますけど、以前はパートさんで雇っている事が多かったんですけど、パートで来る人って、そもそも会社のビジョンとか興味ないんですよね。
- 斎藤
確かに(笑)
- 田村
最優先事項は自分の家庭の事、子供の事が最優先事項なので、その人に対して会社のビジョンを一生懸命語って一緒に頑張ろうよって言っても響かないんですよね。
- 斎藤
そもそも違いますもんね。求めているものが(笑)
- 田村
それはね、なんでしょう、当時若かったので「なんでこの人はわかんないんだ!」って言って一生懸命熱くなって。
- 斎藤
そういう風にやってたんですね。
- 田村
そうそう(笑)
やったんですけど、そもそも目的が違うから「しらんがな」みたいな感じですよね。
でも、パートさんたちが辞めていくっていう現状ってあったりとかしたんで、そこのへんの価値観の共有「うちはこういうビジョンでやってるんだけど、そこに対して協力してもらえますか?」っていうとこですよね。ちゃんとやっておかなきゃいけないなって思いますね。
- 斎藤
確かにそうですよね。
子供の為とか、生活の為とか、それが第一ですもんね。
- 田村
だから残業なんか、もってのほかって話ですよね。
でもこっちは、会社の為とかって思って働いてるじゃないですか。だから残業とか気にしないわけですよね。だけど主婦のパートの方は、子供を迎えに行かなきゃいけないとか、そっちが大事なわけだから、パートの方は患者さんが来てようが何してようが、パートの終わりの時間になったら「終わりまーす」って言って帰って行く訳ですよね。これ価値観が違うから腹が立つ訳ですよね、こっちは。「なんで患者さんがまだ居るのに帰っちゃうんだ」って。
そもそも目的違うからしょうがないよね、っていう話なんですよね。
だからそこはしっかり確認したうえで、働き方とかをちゃんと決めていかないといけないし、もっと言うと会社として「うちはこういう働き方をしてもらいますよ」本来であれば採用の段階で「患者さんの居る時は5時の定時だとしても、1時間2時間残ってもらう事もありますよ。それでもいいですか?」っていう条件で雇用しなきゃいけなかったのは、そこをわかってくれていると思っているから、説明が足りてないわけですよね。
特に一人でずっとやって来た先生とか。
- 斎藤
あ~そうですね。
考え自体無いですよね。
- 田村
そうそう。
自分の考えが全てだから、人の考えと摺りあわせるっていう作業が意外と出来ないので、自分と他人は違うだってことを一回思い出してもらって、一から説明する。面倒くさいですけど、一から説明する。それが面倒くさいんだったらツール化する。
さっき言った文章にまとめて
- 斎藤
自己紹介カードみたいなやつね。
- 田村
そうそう。
見てもらうようにするとか。
そうしたら最初作る時ちょっと面倒くさいけど、来年以降とか二人目以降、三人目以降の時は「ちょっとこれ見ておいてもらえますか」っていうのでもいいし、今は動画っていうツールもあるので、ビデオに撮って自分の思いを話すところをビデオに撮っておいて、それをみてもらって、そこで「共感出来たら一緒に働いてください」っていう風にしておいてもいいと思うし、色々な方法はツールも使うとあるとは思うので、そこは凄く大事な事だと思うんですよね。
どこ行くか目的地がね、決まってない状態で走っちゃうと事故のもとになるので。
- 斎藤
そうですよね。
前回は、たむ鉄で個人の目標設定とか、そいういうのを話したけど、また組織にも同じようにコンセプトがあって、方向性があって、目的がしっかりしていないと、何処へ行くかわからないですもんね。
- 田村
そうですね。
個人と組織の大きな違いになってくるので、いろんなビジョンを持った人が集まってくるっていう部分があるので、そのビジョンに対して、個人でそういうビジョンがあっても構わないんですよ。でも「うちはこうだから、ここに合わせてね」っていう「じゃないと船転覆しちゃうから」っていう話をちゃんとしておかなきゃいけないですよね。
やっぱり雇用契約なんでね、契約なんで「この船はココに向かいます」という事。「この方向性、このゴールを目指していきますけど、それに対して同意できますね?」っていう事が雇用契約になってくるわけなので、そこは絶対やっておかなきゃいけない所だと思いますね。
- 斎藤
そうですね。
やっぱりこの時期、そういう風に入れ替えも結構ありますからね。
- 田村
そうですね。
後半へ続く・・・