33ターン目 前半「【必読】平凡な人生がダメな理由」
2015年01月21日(水)/
コンサル道中記
通常速度
たむ鉄インタビューを音声でお聞きになりたい先生はこちらをクリック!(通常倍速)
(こちらからダウンロードしたものを携帯プレーヤーなどで移動中に聴くこともできます)
1.5倍速
たむ鉄インタビューを音声でお聞きになりたい先生はこちらをクリック!(1.5倍速)
(こちらからダウンロードしたものを携帯プレーヤーなどで移動中に聴くこともできます)
- 斎藤
はい、それでは今回も「たむ鉄」をお届けいたします。それでは田村車掌、よろしくお願いいたします。
- 田村
はい、では本日も出発進行。
- 斎藤
はい。ということで本年2回目になるんですけども、今日はどんなテーマでお話しいただけるでしょうか。
- 田村
今日は前回お話しした目標の立て方について、もうちょっと具体的にお話をしようかなと思いまして。
- 斎藤
はい。そうですね。いいですね。
- 田村
っていうのも、目標を立てましたみたいな感じのご連絡をいただいたんですけど、いただいた目標がちょっと漠然としているので。
- 斎藤
はい。
- 田村
そこをもうちょっと具体的にしましょう。なんでもそうなんですけど、具体的にするっていうことがすごく大事。
- 斎藤
大事ですね。
- 田村
前回お話ししたみたいに「今年は海外に行きたい」っていうのが、具体的にじゃあ何カ国に行きたいんだとかっていうことを具体的にしましょうねっていうことなんですね。じゃないと具体的行動に移れませんよっていうことなんですね。
- 斎藤
そうでしたよね。
- 田村
「世界旅行に行きたい」って言う人も結構居るんですけど、じゃあ何カ国に行きたいのって。世界旅行っていろいろあるんですよ。例えばピースボート乗って行くとかね。
- 斎藤
はい。
- 田村
ピースボートって一応あれも世界一周っていう書かれ方になってるんですけど、じゃあすべての国を回るわけではないし、あれ何カ国回るのか知らないんですけど。
- 斎藤
確かに。
- 田村
だし、やっぱりすごく時間も掛かったりとかするじゃないですか。だから実際どういうふうにやるのっていうところを具体的にしなきゃいけなくて。で、結構多かったのが、目標と言ってもそんなに大それたものは持ってないと。
- 斎藤
はい。
- 田村
大それた目標は持ってないんですよっていう話で。
- 斎藤
はい。
- 田村
で、平凡に暮らせれば、例えば好きな治療をやって平凡に暮らしていければそれでいいんですっていうような方が結構多かったですね。
- 斎藤
とても控えめな答えですね。そうなんですか。
- 田村
そういうお声が多かったんですけど、じゃあそれって、平凡ってどんなことなのって。
- 斎藤
そっかそっかそっか。掘り下げていくと。
- 田村
そうなんですよ。
- 斎藤
確かに人によって全然違いますよね、感覚としては。
- 田村
これって、自分自分にとってもそうだし、スタッフさんが居るところなんかもそうなんですけど、具体的じゃないと人って行動できないんですね。そのこと、浮かべられずぼやっとしてるんで。例えばなんですけど、こないだコンサルであった事例なんですけどね。
- 斎藤
はい。
- 田村
コンサルに行ったとき、新規案件でちょっと行かしてもらったんですけど。
- 斎藤
はい。
- 田村
新規案件で行って、だいたいスタッフさんが居るところとか行くと、スタッフさんにも目標っていうのを聞くんですよ。「将来はどうなりたいの?」とかっていうことを聞くんですね。
- 斎藤
はい、はい。
- 田村
人となりが知りたいので聞くんですけど、その中でやっぱり「今彼女が居て、彼女が居るんで、彼女と結婚して平凡な家庭を築ければいいです」みたいなことをおっしゃった方が居たんですよ。
- 斎藤
はい(笑)。
- 田村
で、そこで私が突っ込んだのが「じゃあ平凡な家庭ってどういうことなの?」っていう話をしたときに、あんまり答えがなかったんですね。「自分の親みたいに暮らせればいいです」みたいな感じで言ってきたんですけど、「じゃあ自分の親御さんは経済状態どうなってんの?」とか「具体的に知ってんの?」とかって話をしたんですよ。
- 斎藤
そっから掘り下げたんですね。
- 田村
知らないわけですよ。じゃあ平凡な家庭っていうのを分かってないのねっていう。
- 斎藤
むちゃくちゃ、じゃあぼやっとしてる夢というか目標なんですね。
- 田村
そうそうそう。「分かってないから、たぶん平凡な家庭築けないよ」っていう話をしたんですよ。で、今日本でなんとなく衰退してってる国というイメージ、今あるじゃないですか。
- 斎藤
はい。
- 田村
っていうのは、たぶんここらへんがちょっと関係してるんじゃないかなと。要するに親御さんみたいな人生を当たり前に歩めると思ってる状態。
- 斎藤
なるほど。
- 田村
でも親御さんたちはすごく努力をしてそこに居るんだよっていうことが意外と伝わってないのかなっていう気がするんですよね。私たちの親世代とかって高度経済成長期だったので、子どものころが貧しかったっていうのがあって、で、お父さんたちが一生懸命働く、お父さんお母さんが一生懸命働いて国自体豊かになっていったっていう過程を見てらっしゃるから、頑張らないとこうはならないんだっていう。
- 斎藤
はい。確かに。
- 田村
いわゆる平凡な家庭ってものが相当な努力のもとに成り立ってるんだっていうことをたぶんご存じだと思うんですよね。
- 斎藤
はい。
- 田村
だけど、私もね。私の世代もまだ経済発展の世代、バブルの終わりごろの世代なので、子どものころっていうのがね。っていうのがあるんで、親も頑張ってたのを知ってるから。
- 斎藤
はい。
- 田村
頑張らないと平凡な家庭は築けないんだっていうことを知ってるんだけど、その子たちは頑張ってないとは言わないけど、普通にやってれば平凡な家庭が築けるんじゃないかとかいうイメージを持ってたみたいなんですよね。
- 斎藤
甘いですよね(笑)。
- 田村
そう。正直言っちゃえば甘い話。
- 斎藤
正直甘いです。
- 田村
平凡がどんだけ大変なのかっていうことが分かってない。だから言い方からするとちょっと語弊があるかもしれないですけど、平凡な家庭でいいからそんなに頑張らなくていいです、みたいな表現だったんですよね。
- 斎藤
っていうことにも聞こえますよね。
- 田村
で、「平凡な家庭ってどんな家庭なの?」っていう話を突っ込んでいきつつ、で、世の中の、じゃあお父さん。
- 斎藤
はい。
- 田村
平凡なお父さんたち。平均年収でいうと今600万ぐらいなのかな。400万から600万ぐらい。東京都の全世帯の平均年収が400万ぐらいなので、全体の平均が、世帯年収か。世帯年収でいうと600万ぐらいなのかな。
- 斎藤
600万ぐらい。
- 田村
夫婦共働きでっていうような感じなんですけど「じゃあ600万の家庭の平凡なお父さんの暮らしってどんなんだと思う?」っていう話をしたんですね。斉藤さん、想像つきます?
- 斎藤
600万だと、夫婦共働きですね。
- 田村
で、子どもが2人居て、みたいな。
- 斎藤
そうすると、そうですね。とりあえず週5日間仕事して週休2日制。で、普通、普通ってそうか。それこそ僕の普通だと、朝から晩まで仕事して、7時、7時じゃ早いですかね。やっぱりちょっと残業も必要だと思うんでやっぱり9時とか10時に帰ってきて、で、また翌朝ちょっと疲れた感じで電車乗って行く。で、土日は家族サービスするっていうのがそんな世帯かな。で、たまにやっぱり家族旅行とか1年に1回2回行くぐらいですかね。
- 田村
そうですね。で、お父さんのお小遣いってどのくらいだと思う?
- 斎藤
お小遣いか。でもそれこそ、でもちょっと少なそうな気もしますけどね。やっぱり貯金とかに当てちゃいますもんね。だから2、3万ぐらいですね。
- 田村
だいたいこういうときって3万円ぐらいじゃないですか。
- 斎藤
そうですよね。
- 田村
それを目指してるのっていう話。
- 斎藤
そっかそっか(笑)。そうですよね。
後半に続く