31ターン目 「すべての経験をプラスに変える考え方」
2014年12月26日(金)/
コンサル道中記
たむ鉄インタビューを音声でお聞きになりたい先生はこちらをクリック!
(こちらからダウンロードしたものを携帯プレーヤーなどで移動中に聴くこともできます)
- 斎藤
はい、それでは今週も「たむ鉄」をお届けいたします。それでは田村車掌、よろしくお願いいたします。
- 田村
はい、では本日も「たむ鉄」、出発進行。
- 斎藤
はい。それでは今日は2014年最後ということで。
いろいろと振り返りをしていきたいと思うんですけれども。
田村先生にとってどんな1年でしたか? 今年は。
- 田村
そうですね。ほんとに人生最高にいろんなことがあった。
- 斎藤
いろんなことがありましたね。
- 田村
密度の濃い1年でしたね。まず最初に、1、2月にようやく独立をしたと。個人事業主としての1人で独立をして、始めて。
で、夏には田村塾がスタートし、田村塾の読者と同時に会社も起こして、人も雇って。
- 斎藤
はい。
- 田村
今は人も、従業員として、管理職として人の雇用をしてきたり教育をしたりとかっていうことをずっとやってきたんですけども。
自分の資金で、自分でお金を出して人を雇ってっていうことは初めての経験だったわけなので、これも非常におっきかったんですよね。で、年末、後半には交通事故に遭い。
- 斎藤
はい。ありましたね(笑)。びっくりしましたね。
- 田村
で、交通事故の1週間後には急性心筋梗塞で入院をし、1カ月入院をし、約2カ月仕事が止まるという経験もし。
- 斎藤
続けて、でしたもんね。
- 田村
はい。っていう怒涛の1年だったので。そういうと散々な1年だったねみたいな感じかもしれないんだけど。
- 斎藤
はい(笑)。
- 田村
個人的には、自分の、客観的に見れば「大変な1年だったんですね」っていう感じ。
- 斎藤
人から見れば、そうですね。
- 田村
だと思うんですけど、僕個人とすると、非常に充実した1年だったなと。いろんな経験ができたなと。交通事故も、あってよかったとまでは言わないけど。
今現在まだ首、ちょっとね。
- 斎藤
まだ痛いんですか。
- 田村
治療行けてなくて、まだ首痛いんですけど(笑)。
ほかの部分はいいんですけど、ちょっとまだ首が残ってはいるんですけど、仕事忙しいんでなかなか治療は行けないんでそれは問題ではあるんですけど。まず交通事故の患者さんの気持ちになれたっていうことが非常におっきかったし。あと保険会社と直接患者さんとして対応してもらうのが。
- 斎藤
そっかそっか。
- 田村
リアルにこういう感じなんだねっていうのが分かったっていうのもあったし、よく僕が言ってる「治療院の先生、一人親方でやってると健康を害するとほんとに大変なんですよ」っていうことを言い続けてきて、客観的、第三者としてそういうのは見てきたけど自分がその立場になったことはなかったんで。やっぱり経験して分かることっていうのがあって。
- 斎藤
おっきいですよね。
- 田村
で、倒れてみて収入が止まるっていうことの怖さと、やっぱりスタッフさんが居るっていうことのありがたさも非常によく分かったし。
身を持って分かった部分もあったんで。やっぱり独立したことによって、もちろん院経営はずっとやってたわけですけど、やってることは同じなんだけど立場が違うことによって得たものっていうのが全然変わったっていう1年だったんで。
- 斎藤
そうですよね。変わりますよね。
- 田村
この業界15年居て、コンサルも4年やってセミナーも4年やったし、店舗運営も10年やったけど。
なんだかすべてが初体験っていう、非常に輝かしい1年だったかな。
- 斎藤
(笑)。その捉え方がすごくポジティブで素晴らしいですよね。
- 田村
得るものはあったなっていうのは、非常に得るものがおっきかったな、多い1年だったなっていうのは感じますね。だから斉藤さん自身も今年会社の社長になられて。
- 斎藤
そうですね。僕も。はい。
- 田村
で、店舗を持たれて。
- 斎藤
店舗運営して。
- 田村
で、たぶんすごく大変だと思うんですよ。
- 斎藤
大変でした(笑)。はい。今もそうですけどね。やっぱり、それこそ今田村さんおっしゃったように視点が変わるとやっぱり求めてるものも違いますし、得るものもやっぱり変わる。
やっぱりそうですよね。大変だけどその分得るものもあるし。
- 田村
と、思うんですよね。だから今鍼灸師として実際現場でお勤めもされてたけども、今現在は自分が現場に立つんじゃなくて人を介して院運営をやってるわけじゃないですか。もう今。
- 斎藤
4月からですから。
- 田村
8月...8カ月。
- 斎藤
8カ月ぐらいですね。
- 田村
だからまだ半年ちょっとなんですね。
- 斎藤
はい。そうですよね。まだまだ(笑)。
- 田村
結構、すごい長く感じるけど。実はまだ始まったばっかりなんですね。
- 斎藤
そうですね。で、やっぱり現場の目線っていうところも改めて、やっぱり分かった。やっぱり人を動かすっていうことはやっぱりすごく難しいことですし。
- 田村
全然違いますよね。
- 斎藤
全然違いますよね。それこそ言った言わないっていうところ。やっぱり自分が変わっていかないと人って動かせないんだなっていうのがすごく身に染みましたね。
- 田村
そうですよね。だから決して今すごくうまくいってるっていう印象でもないと思うんですよ。
- 斎藤
はい。そうですね。
- 田村
その苦労もしてると思うし悩みも多いと思うから。だけどやっぱり得るものって大きいですよね。
- 斎藤
めちゃくちゃありますね。
- 田村
こればっかりはたぶん経験しないと分かんないんだろうなっていうのは思って。私自身も、治療院っていうものに関わってきた中で一番大変だったのは、やっぱり人を通じて仕事をするっていうことが一番難しかったなっていうのは。
- 斎藤
はい。確かに。
- 田村
これはほんとに苦労しましたね。自分が現場に立って自分が売上上げるってそんなに難しいことじゃなかったんですけど。
人にやってもらうっていうことはやっぱりほんとに難しくて。だから治療院経営としてはずっとやってきたことだから、もう治療院経営を人を通じてやるってことはできるようになってると思う。
今回、コンサルティング会社じゃないですか、今やってるのは。
- 斎藤
はい。
- 田村
コンサルティング戦略運営会社っていうものを人を通じてやっていくっていうことは今初挑戦なんですね。
- 斎藤
そうですね。
- 田村
これはまた難しいなと。
- 斎藤
大変ですよね(笑)。
- 田村
そうそう。だからやっぱりスタッフさんには、うちのスタッフさんには、2人居るんですけど、見えてる景色と私が見えてる景色と全く違う景色なので。これは、これを伝えていくっていうことはすごく難しいなっていうのを僕は感じているんですよね。
- 斎藤
確かに。やっぱりステージというか求めているものが変わるとやっぱり視点っていうのも。勉強することも全部変わりますし、土台もまず違いますからね。
- 田村
そうですね。だから田村塾っていうのも始めたけど、今までって主に、もちろん開業前の先生とかもコンサルしてきたんだけど、基本的には分院展開を、3店舗目標の分院展開っていうことがメインのコンサルティングのテーマとしてやってきてたので。
- 斎藤
はい。はい。はい。じゃあもう全然違う畑というか。
- 田村
はい。で、田村塾も売上100万円を目指しましょうみたいなテーマでやりはしたけど、実際のコンサルの中でもそういう人に対応してきたんだけど、実際ふたを開けてみたら100万円よりももっと売上的には少なくて、50万円以下っていう人が半数以上居たんですよね。で、そうするとやっぱりもう見えてる景色とかが全然違うから。
- 斎藤
そっかそっか。
- 田村
だから100万円、僕のイメージとするともう少し、50万以上あってここから100万円を埋める人の、埋めたい人のためのコンテンツ配信としてやってみたんだけど。
実際はやっぱり買ってくれた人ってもっと下の、売上的にはまだそんなにいってないよっていう方もたくさんいらしたんで。
- 斎藤
もっと下の、ですね。
- 田村
やっぱりここって情報の伝え方。やることって同じなんだけど情報の伝え方が全く変わってくるなっていうこと。
- 斎藤
そうなんですよね。
- 田村
これもすごくいい勉強にはなったんですよね。だからすごくほんとに、実りの多い1年。で、来年も取り組みたいことがすごく出てきたのですごくよかったなっていうふうにも感じてますね。
- 斎藤
そうですね。それはやっぱり捉え方一つでそういうふうに自分の収穫にしちゃったりとか。で、見方変えれば病気で大変だった1年って田村さんも言えると思うんですけど、それはやっぱり捉え方一つで全然、その目標達成までの道筋って変わるのかなと思うんですけど。
- 田村
そうですね。これがいわゆるマインドなんでしょうけどね。精神論って言っちゃえばそこまでなんだけど。全部の出来事をいいように変えるっていう、無駄にしないっていうことなのかなって思ったりはしてますけどもね。
だから今日年末なんで1年の振り返りっていうことで、そんないい1年だったなとは思ってるんですけど。
- 斎藤
はい。はい。
- 田村
この音声を聞いてる方々も今年1年振り返って、いい1年じゃなかったなとかっていうのもあるかもしれないんですけど。
- 斎藤
あるかもしれないですね。
- 田村
そこから得たものってたぶん、なんかあると思うんですよ。売上が思ったほど案外なかったとか、いろいろやってみたけど上手にいかなかったとかっていうこともあるとは思うんですけど、その中でやっぱり得たものとかあると思うんです。それが来年にたぶん生きていくと思うので。
- 斎藤
そうですね。
- 田村
そこでよくない1年だったって思って終えてしまうのか、この1年で得たものを来年に生かすんだと思ってやっていくのかっていうのはたぶん大きな違いになってくると思うので。
- 斎藤
はい(笑)。
- 田村
ちょっと捉え方だけ変えてもらったほうが気持ちも楽になると思うので。
- 斎藤
そうですね。確かに。だから失敗じゃなくて経験とか、学びとかだって思えば前向きになれますよね。
- 田村
そうですね。っていうかたちで思ってもらえたらいいなって思いますね。ほんと自分自身も、ほんと死にかけたんでね。
- 斎藤
そうですね(笑)。
- 田村
決していい1年ではないんでしょうけどね、客観的に言っちゃえばね。
なかなか1年で交通事故と心筋梗塞やるって、なかなかたぶん、今後の人生ではないとは思うんで。
- 斎藤
ないですね(笑)。確かに。
- 田村
思うんだけど、ただそれもいい経験になったなっていうふうには思うので。そうやって捉えてもらって来年に向かっての英気を養っていただければいいんじゃないかと思いますので。
はい。ちょっと年明けも年頭っていうことで、年頭にやるべきこと、目標の作り方っていう、目標をこういうふうに組んでいくんだよっていうことをお話できればいいかなと思ってるので。
- 斎藤
いいですね。はい。はい。
- 田村
年明けも懲りずにお付き合いいただけたらいいかなというふうに思っております。
- 斎藤
はい、そうですね。はい。ということで2014年最後ということで、今年1年聞いていただき本当にありがとうございます。ということで、本日も「たむ鉄」をお届けしてまいりました。それでは田村車掌、ありがとうございました。
- 田村
ありがとうございました。
はい。では本日もご乗車ありがとうございました。