30ターン目 前半「あなたがやるべき本当の仕事とは?」
2014年12月11日(木)/
コンサル道中記
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- 斎藤
はい、それでは今週も「たむ鉄」をお届けいたします。
それでは田村車掌、よろしくお願いいたします。
- 田村
はい、では本日も出発進行。
- 斎藤
はい。ということで田村さん、どうですか? 体調のほうは、その後。
- 田村
おかげさまで退院もできまして。で、今退院して1週間ぐらいになるんですけども。
特に自覚症状的なものはないんですけど。
なんせお薬の量がすごいんですよ。
- 斎藤
ふうん。今何種類ぐらい飲まれてるんですか。
- 田村
今、たぶん13種類ぐらい。
- 斎藤
13種類ですか。
- 田村
はい。朝とか、もうあれですよ。薬の山ですよ。
- 斎藤
おお(笑)。すごいですね。
- 田村
朝晩飲んでますけど。インスリンも打ってるしっていう状態なんで、
結構薬は飲んでて。で、こないだ、どうも薬をたくさん飲んでるんで、
これの副作用みたいなものが出てますね。
- 斎藤
ほう。どんな症状ですか、それは。
- 田村
たぶん薬の副作用だと思うんですけど。
1回ひどかったのが、それはもうやめてもらったんですけど。
発疹がすごい出たりとかして。
- 斎藤
ええ。合わなかった感じですかね、薬自体が。
- 田村
うん、もう体中に湿疹が出て、ブツブツになってしまったのがあったりとか。
それはちょっともう今やめたんですけど、今止まってますけど。
とか、ちょっと正確に薬の副作用なのかどうかは分からないんですけど、
めまいとか立ちくらみが少しするんですよ。
うん。だから撮影とかしても、ちょっと。
- 斎藤
ぼわーんって感じ。
- 田村
ぼやーんと目がチカチカするというか。
でもパソコン打っててもちょっと集中できないというか。
- 斎藤
心筋梗塞の前の事故の影響も、もしかしたら。
- 田村
そっちもあるのかもしれないですよね。
まだちょっと首痛かったりするんで。そういうのもあるかなと。
入院中全然、首の治療できなかったので。もう首は放置状態だったんで、
まだちょっと首の痛み残ってる。
そのせいもあるのかなとか思ったりはするんですけどね。
絶好調っていう感じではないんですけど、まあまあ元気は元気ですけど。
- 斎藤
ちょっとずつ、じゃあ仕事も再開されて。
- 田村
そうですね。もう退院して、翌日ぐらいからはもう、すぐ。
ちょこっとですけど、仕事を始めて。
以前に比べたらだいぶ緩いペースではまだやってますけど。
- 斎藤
ちょっとずつっていう感じですかね。
- 田村
はい。ただ、もう1カ月病院に居たので、何せペースが狂ってるという。
- 斎藤
(笑)。
- 田村
自分で非常にフラストレーション溜まるなと思うのは、
頭の回転がすごく悪くなってますね。
うん。やっぱり、以前は仕事をマルチタスクというか
同時にいろんな仕事がばーっと入ってきて同時にこなすっていうことを
ずっと日常的にやってたんで、やれてたんですけど。
1カ月やっぱり頭が休んじゃってるんで。]
同時にいろんな情報入ってくると処理ができない。
- 斎藤
(笑)。やっぱりそうなんですね。
- 田村
うん。やっぱり慣れって大事なんだなっていう。
1カ月も頭を甘やかしてしまったので、仕事のスピード、
ペースがものすごく遅いんですね。
これはびっくりですね。
- 斎藤
なかなか頭が回転しないっていうか、処理できないって感じなんですか。
- 田村
そう。1個の処理に「え、これ今までだったらほんと数分で終わったのにな」
っていうのがすごい時間が、30分とか、二つで1時間ぐらい掛かったりとか。
あれっていう。頭が回らないっていう感じですね。
- 斎藤
回らないですか。
- 田村
もちろん体力も、ずっと病院で居たんで体力的に落ちてるところもあるし。
以前は、だから入院する前は、
病気する前は3時間睡眠とかだったので。
- 斎藤
そうですよね。すごい短眠でしたもんね。
- 田村
うん。明け方3時ぐらいに寝て6時に起きるみたいなそんな生活だったんで。
だから動ける時間が長かったんで、その分処理できる仕事の量がやっぱり多かったんですよ。
- 斎藤
はい。なるほど。
- 田村
だけどもう病院で健康的な生活に慣れ親しんでしまったので。
- 斎藤
(笑)。
- 田村
病院だともう10時消灯で朝6時起床みたいな。
起きる時間は変わんないだけど。
- 斎藤
じゃあ規則正しいですもんね。
- 田村
うん。夜がもう早いんで。今、駄目なんですよ。
もう11時ぐらいになるともうかなり眠い。
もう頭働かないっていう状態になってしまってるんで。
だから僕、単純に労働時間が減っちゃってるんで。
- 斎藤
なるほど。
- 田村
処理できる仕事の量が少ない、少ない。
これはものすごいフラストレーション。
- 斎藤
(笑)。
- 田村
仕事が終わっていかないっていうのはすごいストレスですね。
- 斎藤
ふうん。徐々に、そしたら上げてくというか、
ペースつかみつつ戻してくしかないですね。
- 田村
そう。でもたぶん、だから健康を考えるとやっぱり睡眠時間
しっかり取らなきゃいけないかなと思うので(笑)。
- 斎藤
それは絶対、そうですよね。
- 田村
7時間睡眠がいいらしいので。
- 斎藤
よく言いますよね。
- 田村
7時間寝なきゃとか思いながらやってるんですけど(笑)。
- 斎藤
(笑)。
- 田村
だからちょっと仕事の返し方も変えなきゃなと思ってて。
だけどもそこですごく今いいなと思ってるのは、
自分が働ける時間が少なくなったんで、
今までなんでも自分でやってたことをスタッフさんが2人居るんで、
スタッフさんにお願いをするようになってきましたね。
- 斎藤
はい。自分でやらずにどんどん任せることですね。はい。
- 田村
そうそうそう。セミナーとかではそういう
「スタッフさんに仕事任せましょう」とか自分で言ってたくせに。
- 斎藤
(笑)。
- 田村
改めてこうやってこういう状況になってみて思ったのは、
意外となんでも自分でやってたなっていう。
あんまり人に任せてなかったんだなっていうのが改めて気付いたというか。
これ、昔チェーン展開の仕事をしてたときにもあったんですけど。
- 斎藤
はい。
- 田村
そんときも初めて結婚して長期で休み取って長期旅行行ったときに、
人に仕事をどうしても任せなきゃいけないじゃないですか。
海外行っちゃうから。行ったときに、こういう仕事のしかたもあるんだなって
いうのを学んだはずだったんですけど。人に任せるっていうことを。
だから、27、8ぐらいのときってもう全然自分でやらなくて、
仕事をしなくていい状況を1回作ったことがあったはずなんですけど。
コンサルってちょっと仕事が変わったって、
店舗管理からコンサルタントっていう仕事に変わったことによって、
やっぱり自分の中で人に伝えれるレベルにまだ仕事がなってなかったのかな
っていう反省と学びですかね、はありましたね。
- 斎藤
はい。なるほど。
- 田村
うん。だから追い込まれて。
人に任せなきゃいけないっていう状況に追い込まれて、
で、1カ月間は自分は病院の中に居たんで、
その間はやっぱり仕事ってしなきゃいけない。
仕事回さなきゃいけないって。
なんとかスタッフさんに仕事を指示出してやってくっていうことを
久しぶりにやったので。今年8月まで、
8月から人に初めて来てもらったんで、
8月の後半から来てもらったんで。
8月までってほんと1人でやってたんで。
自分でやる癖がずっと付いてたんですけど。
もちろん付いちゃってたんですけど、
もう3、4年1人でずっとやってたんで、
なんでも自分でやるっていう癖が付いてたので。
それを人に振るっていうことを改めてできるようになって。
ちょっと新鮮な感覚と、これもしかしたら成長すんじゃねえかっていう。
- 斎藤
そっか。いいですね。いい意味で捉えるとそういうふうに
アウトソーシングというか。
自分でやらずに。そうですよね。経営者ですしね、田村先生。
- 田村
そうなんですよ。そこの自覚がちょっと芽生えましたよ。
自分が働けなくなったことによって。松下幸之助さんも体が弱かったことに
よってそういうビジネスに反映したとかっていう話もありますけど。
そういう、ちょっと比較しちゃ失礼かもしれないですけど、
そういう感覚が今芽生えてきてるんで。
新しい感覚かなっていうのは思ってますけどね。
だから今回のこの私の入院に関して言うと、
仲間の経営者も全員焦ってますからね、今ね(笑)。
自分、明日は我が身ってみんな言ってますから、今。
- 斎藤
なるほど。そうですよね。それこそ健康管理から、
仕事もそうなったときにどうするかっていうところも
いろいろ考えないとですよね。
- 田村
僕の場合なんかちょっと気を付け始めたところで
こうなったっていうのもあるんで。だから今の段階でたぶん、
珍しくないと思うんですよ、治療院の経営者で3時間睡眠とか
毎日人と会ってるとか仕事ばっかりしてるとかっていう人って。
たぶん多いじゃないですか。
だからほんと、明日は我が身だと思ってもらって。
なかなか追い込まれないとやんないのかも分かんないですけど。
自分の体を空ける。自分が仕事をしない。言葉ではよく私も言ってたし、
たぶん皆さんも聞いたことあると思うんですけど、
経営者の仕事ってそこじゃないよねっていうところ。
自分が作業をするっていうのは経営者の仕事じゃないよねっていう。
人に仕事をしてもらうための指示を出す、
判断をするっていう、何をやってもらうっていう選択をするっていうことが
やっぱり経営者の仕事だったり。
経営者っていうかリーダーの仕事なのかな。
- 斎藤
そうですね。
- 田村
経営者の仕事、もうちょっと経営的判断とか情報を選択したり
とかっていうことになってくるんで、
また少しレベル高くなるのかもしれないんですけど。
ちょっと、だから仕事のしかたを改めなければなというのを
今回の入院を機に学ばせていただいたというのがあるんで。
ちょっと自分がそういう状況にならないと、
なかなか分からないかも分からないんですけど。
皆さんも、これ聞いてる皆さんも今現在の自分の仕事の分量と、
スタッフさんがいらっしゃる方とか、
アウトソーシングできるんだったらアウトソーシングするとか
いうこともしなきゃいけないと思うので。
ちょっともう1回社長の仕事っていうものを、
経営者の仕事っていうものを見直してもらって。
もうすぐ年末年始なりますんでね。
正月の期間に考えて。日ごろの働き方っていうのをもっかい
考え直してもらう機会にしてもらえたらいいかなと。
- 斎藤
そうですね。
ありがとうございました。
後半へ続く