27ターン目 前半「治療家が持つべき危機意識」
2014年11月06日(木)/
コンサル道中記
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- 斎藤
はい、それでは「たむ鉄」をお届けいたします。それでは田村車掌、よろしくお願いいたします。
- 田村
はい、それでは本日も出発進行。
- 斎藤
ということで前回は田村さん、交通事故に遭ったというお話だったんですけれども。
また悪いことが続くと(笑)。
- 田村
そうですね。先週は交通事故にあったんですけど。
週が明けてですね、もう何日も経ってないんですけど、今度はですね、心筋梗塞が。
- 斎藤
はい。まさかの。
- 田村
私、急性心筋梗塞で入院しまして、つい先日退院。
一時退院というか、かたちで退院したところなんですけど。
ちょっとほんとね、悪いことが続くというか。
- 斎藤
(笑)。続いておりますね。
- 田村
はい(笑)。
- 斎藤
今日なんかはまだ退院して1週間経ってないぐらいですか。
- 田村
退院して、今3日ですね。
退院して3日で、明日からちょっとまた再入院というかたちになってしまって(笑)。
もう非常に、いろんな方にご迷惑をかけてしまっていて大変申し訳ないなというところなんですけどね。
- 斎藤
症状とか今の状態としてはどうなんですか。
落ち着いてらっしゃるんですか。
- 田村
そうですね。入院したときは心筋梗塞なんで、胸がすごく痛くなって。
で、自力で病院には行ったんですけど。
行って、カテーテル手術。手首から管を通して。
心臓の冠動脈が細くなっちゃってることが原因で。
心筋梗塞がたぶんそもそもわかんない人が多いと思うんで話しとくと。
心筋梗塞って、心臓の冠動脈。
- 斎藤
冠動脈。はい。
- 田村
二つある冠動脈の、ふさがってしまったというか。
もう動脈硬化で固まってしまったりとか、狭くなってることに。
僕の場合、ちょっとふさがってるわけではないんですけど、
狭くなってたことによって心臓に栄養が行かなくなってて、
心臓が壊死を起こしてる状態。
部分的に壊死を起こしてしまってる状態だったんですね。
だから狭心症と心筋梗塞って分かれるんですけど、
狭心症は単に血管が詰まってる。詰まっちゃってる状態。
で、心臓が痛む状態なんですけど、それだったらそんなにすぐ退院できたんですけど、
僕の場合は心筋梗塞で、壊死があったんで。
- 斎藤
壊死があったんですね。
- 田村
で、ちょっと1週間入院しなきゃいけなくなって、
今退院したところなんですけど。
手術自体はそういうカテーテルで、管を通して、
冠動脈詰まってるところに、細くなってるところにステンドって言って金属を入れて、
狭くなってる血管を拡張する手術したんですね。
部分麻酔だったんで、画面を見ながら。
その管が通っていく、自分の血管をね。
中を、心臓の中に管が通っていくのをリアルに見ながら手術を受けたんですけど。
- 斎藤
すごい冷静ですね(笑)。
- 田村
すごい冷静でしたよ、自分自身は。
ほんと、運び込まれて、病院、心臓痛くて病院行ったときに「ちょっと胸が痛くて」って
いうことを受付で言った瞬間、病院の空気一変したんですよ。
千歳空港だったんですよ、新千歳空港で。
出張から次の出張に、札幌の出張行ってて、札幌から今度名古屋に飛ぶ予定だったんですよ。
で、フライト前にちょっと胸が苦しかったんで「ちょっとこれやばいな」と思って、
病院行って、病院でそういう話をしたら、もう病院の空気が変わるわけですよ。
もう「胸が痛い」って言うと強制的に心臓の病気なんですよ、
基本的に。なんですって。
だからもうその日飛行機無理だという話になって、
で、すぐ受付で「検査しましょう」って言うので血液検査とか心電図とか取った結果、
もう心筋梗塞だっていうかたちになって、
で、病院内のちっちゃなクリニックなんで、そこから大きな病院に緊急搬送だったんですけど。
もうそんときにもう周りの空気があまりにも緊迫してて。
すごい、逆に自分がちょっと冷静になったっていうのもありましたね。
- 斎藤
へえ。でも仮に、そうですよね。
さっきも言ってましたけど、飛行機乗ってたら危なかった。
- 田村
たぶんアウトだったっていう。
- 斎藤
アウトだったっていう(笑)。
- 田村
心筋梗塞なんか発症から何時間以内がっていうので、
致死率が上がってくみたいなんで。もうちょっと、だから飛行機に乗ってた、
札幌から中部国際空港まで2時間ぐらい飛行機乗るんで。
だから前後合わせてもう3、4時間はたぶんあったと思うんで。
その間にたぶん、その壊死がどんどん進んじゃうんで。
もっとやばかったんじゃないかと。
- 斎藤
やばかったですよね。
- 田村
だから結構病院の先生が、結構強めに、僕は飛行機乗りたかったんですけど。
大変だけどなんとか我慢できるかなみたいになったので飛行機乗れるかなと思ったんですけど、
病院の先生も、空港の病院の先生がすごい強く止めてくれたので。
- 斎藤
そうだ。はい。止めてくれたおかげですよね。
- 田村
で、死なずにすんだという感じですよね。
- 斎藤
そっか。すごいですよね。
2週続けてそういうふうにちょっと不運が(笑)。
- 田村
そうですね(笑)。
ちょっと考えますよね、やっぱね。だから、そもそも、だから。そうそう、それでね。
やっぱり思っは保険をかけておいてよかったなっていうこと。
生命保険かけといてよかったなっていうことと、やっぱりこうなっちゃったら。
交通事故のほうはね、まだよかったんですけど。
もう交通事故はほんと、打ち所が悪ければやっぱり、下手すれば死んでしまうし。
何週間も休まなきゃいけないことになったかもしれないし。
たまたま交通事故のほうはまだよかったんですけど。
心筋梗塞はまず今1週間入院したところですけど、で、
ちょっとまだ血液の状態がよくないってうので、
再発の可能性があるってことでもっかい入院しなきゃいけないんで、
トータル1カ月ぐらいはたぶん、休まなきゃいけない状態にはなるんで。
- 斎藤
治療に専念するんですね。
- 田村
やっぱりそうすると自営業じゃないですか。
たぶん、これ聞いてる方々も皆さん自営業だから。
たぶん就業がストップするわけじゃないですか。
だから、皆さん関係ねえと思ってるかもしれないけど、
僕も関係ないと思ってましたから。
- 斎藤
まさかですもんね(笑)。
- 田村
そうそう。まだ36なんで、
まさか心筋梗塞なんかになると思ってなかったんで。
後半へ続く