25ターン目 後半「女性を制するものは治療院を制す」
2014年10月16日(木)/
コンサル道中記
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- 斎藤
ちなみに田村さんが自分でやるとしたら、コンセプトをどうこうするとか、どういう人を雇うとか。
- 田村
ハイ。
- 斎藤
どういうことを大事にするとかそういうのってありますか?
- 田村
そうですね。まぁやるんだったら雇用を大事にしたいっていうのは思っているので。
僕、割と女性と男性だったら、女性のスタッフさんのほうが割と好きというか付き合いやすいので。
まぁよくね、女のひとって働く場がなかったりだとか、出産とか結婚とか。
一回社会からリタイヤする場とかがあったりするので、
そういうところから戻ってこれるような職場作りっていうのをしたいな、っていうのは思っているので。
まぁその女性の働きやすい職場っていうのが作れたらいいなとは思ってるので。
やっぱり男性だと女性疾患とか女性の悩みって正味最終的に共感しきれない部分。
- 斎藤
確かにちょっとわからない部分っていうのが多いですよね。
- 田村
ありますね。15年間、基本ずっと女性ターゲットにやってきてるので、
研究してる対象ではありますけど。
言ってもまだまだわからないことばっかりなので。
自分の奥さんのことでもわかんないこといっぱいありますから(笑)
- 斎藤
なるほど。
- 田村
そういう状態ですから研究対象としても面白いなっていうのは思っていますし。
まぁどこの業界でも大体そうなんですけど。
マーケットをこう先導していくのって女性なので。
- 斎藤
なるほど。
- 田村
女性のための女性がやる店舗っていうのを作りたいっていうのは思いますね。
最初は自分入るかもしれないけど、本質的なとことかね、
ノウハウ的なところで自分が入るかもしれないけど。
最終的には女性がリーダーとして働けるような店舗を作りたいな。
結構子供さんがいると遅くまで働けなかったりとかあるので。
- 斎藤
そうですね。
- 田村
遅くまで働かなくても充分収入的に取れて、
っていうような店舗が作れたらいいなっていうのは思ってます。
そのために時間生産性、分単価ですよね。
しっかりとれるような価値つくりができるような、っていうのはいまでも探しながら。
コンサルティングしながら考えてやってるので、
まぁまだできることはいっぱいあるな、と思ったりはしているので。
そういうものが出来たらいいなとは思ってますけどね。
労働力が足りないと言われているなかで、とはいえ働きたい女性がいるのに働けない。
- 斎藤
そうですよね。たくさんいますよね。
- 田村
なんかおかしいなっていうのは思っているので。
まぁ今後その別の話になりますけど、
訪問マッサージとかでもそういうのちょっと考えてる。
やり始めてるところなんですけど。
- 斎藤
面白いですね。
- 田村
結局、訪問マッサージなんかも求めている人もいっぱいいると。
- 斎藤
うん。
- 田村
いっぱいいるけど人が来てくれないとか。
- 斎藤
需要と供給ですね。
- 田村
だから訪問マッサージの事業とかやってらっしゃる方も、
マッサージ師が足りないとか言ってるんだけど。
その一方で、訪問マッサージやっている人で顧客が取れないとかね。
仕事がないとかって言っている人がいるので、
これのマッチングっていうのもやっていきたいなというのは思いますよね。
なんかバランス悪いなっていうのは思うんですよ。
- 斎藤
そうですよね。
求めている人はいるけど届かないんですね。
- 田村
そうですね。なんかこううまく情報の流通が出来てないなとか。
わからないですけど、うまくこうマッチングできないなっていうのが有ったりするので。
そういう場にしていきたいなというのは思ってますけどね。
事業としてもそういうことはやっていきたいな、っていうのは思っているので。
コンサルティングは先にちょっと協会的なもの、治療院業界の社会インフラみたいなものですよね。
仕事を紹介できたりだとか、集客の代行とかもそうかもしれない。
というようなこともできていったらいいなぁとは考えているので。
- 斎藤
こう、発信する力というかそういうのもすごく大事ですよね。
- 田村
そうですね。
情報をこう流通させるというか、
求めている人のところに求められている人をマッチングするっていうことが
もっともっとできたらいいなと思いますし。
そうしても治療院業界まだまだ男性主導というか、そういう感じなので。
だけど顧客は女性っていう形なので。
やっぱりセミナーとかやってても、女性経営者ってほんと少ないんですよね。
- 斎藤
あぁそうですね。女性治療家さんもそうですね。
- 田村
ほとんどいらっしゃらないので。いるはずなんだけどっていう部分。
- 斎藤
あんまり出てこない。
- 田村
うん。で、やっぱり女性の方が感性鋭いし。
接客面とか共感性とか圧倒的に上なので。
男性に比べるとだからその埋もれている力というか。
- 斎藤
うん。
- 田村
もったいないなと思っているので、そこを生かせるような仕事ができたらいいなって思ってますね。
- 斎藤
なるほど。じゃ田村さんプロデュースの女性が活躍するような治療院が出来る日も
- 田村
そうですね
- 斎藤
来るかもしれないですね
- 田村
はい、そのためには早くね、僕の仕事をなくして。
- 斎藤
(笑)そうですね。業界の発展にもつながりますしねそれも。
- 田村
そうですね。まぁおかげさまでだいぶね、一分単価とか稼働率っていう概念はだいぶ浸透してきましたしね。
- 斎藤
浸透してきましたね。
- 田村
全然関係ないとこで一分単価とか出てたりすると、ちょっと嬉しいですもんね(笑)
- 斎藤
そっかそっか。
- 田村
なんかこうDVDのキャッチとかに一分単価とか、
いくらとか書いてあると、おぉ浸透してきたなと思ったりするので。
あとはその浸透させたいっていうのは、LTVっていう生涯顧客単価っていう部分ですね。
- 斎藤
先ほどもおっしゃってましたよね
- 田村
一回一回のその金額ではなくて、ひとりの患者さんの一生涯の付き合いのなかで
どれぐらいの価値が生めるのかっていうところの考え方ですよね。
ここがまだいまいち浸透していきれていないかな、っていうのはあるので、
ここ浸透してくると、またすごくマーケットとして
治療院業界全体も変わってくるのかなとは思ってるので。
ちょっとね、手前味噌ですけども、
まぁ私ごときが言うことじゃないのかもしれないですけど、
また少し変わってくるのかなっていうのは思ってるので。
その辺はね、まだまだ頑張りたいなと言う風に思ってるので。
その辺が終わったら、店舗展開を。
- 斎藤
そうですね。
- 田村
店舗もやりたいなっていう風に思ってます。
- 斎藤
それでは今日は田村さんが店舗をやらない理由、ということでお伝えしてまいりました。
それでは田村車掌、本日もありがとうございました。
- 田村
本日もご乗車ありがとうございました。