23ターン目 後半「院内改善で役立つ5つの要素」
2014年09月18日(木)/
コンサル道中記
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- 田村
それよりも、環境面でいうと、僕が見に行った時に、駄目だなって思うココ改善すべきだなって思うのはまずポップ。
- 斎藤
あ~。院内ポップですか。
- 田村
日にあたって、もう色が薄くなっちゃってるやつとか。
- 斎藤
昔から貼ってあるようなやつですね。
- 田村
そうそう。何のために貼ってるのかよくわからない、貼ってることで逆に汚らしく見える。紙が黄ばんでしまってるとか。
あとはラミネートしてないために、紙が丸まってくしゃくしゃになってるとか。
- 斎藤
そのまま貼ってあることありますよね。
- 田村
そうそう。もうはじっこ破けてしまっているとか。
そういうのはマイナスですよね。
治療の価値に対してマイナスに働いちゃってるよ、という部分は意識したほうがいいし、あとすごく意識しなきゃいけないのはトイレ。
- 斎藤
トイレ、なるほど。
まぁ汚いとこありますもんね。
- 田村
ありますね・・。
- 斎藤
やっぱりトイレはチェックするんですか?
- 田村
しますし、患者さんが一番チェックしてると思ったほうが良いですね。
お手洗いって、患者さんが一人になる空間なんで。
治療する場所の中だと患者さんが一人になることってそうそうないじゃないですか。
- 斎藤
たしかに。トイレぐらいですね。
- 田村
そうなんです。
先生がくっついてるんでじっくり見られることってそうそうないんです。
トイレの中って基本お一人じゃないですか。一人で座ってらっしゃるんで、じっくり見れちゃうんですよね。
ちょっとゴミが落ちてるとか、鏡に水しぶきの跡が残ってるとか、じっくり見られちゃうんで、そこはやっぱり綺麗にしておかなきゃいけないところ。三角折りは基本だよね、という。
- 斎藤
印象に残りますよね。
- 田村
女性にきくと、トイレが綺麗なところってよく覚えてるんですよね。
本当によく覚えてらっしゃる。あそこのショッピングセンターのトイレが綺麗だよねとか、どこそこ駅のトイレは綺麗だよねとか、こないだ行った居酒屋のトイレ汚かったよねとか。
- 斎藤
そうなんですね。汚いより綺麗なとこ行きたいですよね、それは。
- 田村
そうですね。とくに男性と違って女性って座るじゃないですか。
接地する訳なんで、そこは綺麗じゃないとっていうのはありますね。
そういう環境的なものとかは、やっぱり意識したほうが良いし、あとはタオルとかですよね。
タオルや着替え、このへんもやっぱり意識するべきかもしれませんね。やっぱり患者さんの肌に触れるものなので。
- 斎藤
着替えとかは、たたみ方だったりとか、毛玉とか?
- 田村
そう、ほつれとか毛玉とか。
選択するときにも気をつけたほうが良いというのは感じますよね。
最初田村塾って新規のコンサル案件があって行きましたけど、
やはり一番はじめに行って最初に目についたのは、さっきも言ったような掲示物、それが雑。
- 斎藤
どういう風に雑なんですか?
- 田村
貼り方が雑。
- 斎藤
内容うんぬんよりも、貼り方が?
- 田村
まぁ内容ももちろんですけど、貼り方が雑だし、はじっこも曲がっててラミネートしてないとか。
そういうのはやっぱり「あーこれはちょっと良くないなぁ」という。貼っとけばよいみたいな感じが伝わってきちゃう。
やっぱり忙しいとは思うんですけどね。
忙しいからといってそこに手を抜いては駄目ですよね。
治療と同じようにやっぱり価値があるものなので、治療に手は抜かないように、環境にも手を抜いちゃいけないというところですよね。
そこはやっぱりしっかりとやっていかなければいけない。
- 斎藤
なるほど。
ちなみに、ポップとかでいうと、手書きが良いのか、綺麗に作ったほうが良いのか迷われる先生もいらっしゃると思うんですけど、何かポイントってあるんでしょうか?
- 田村
ありますね。やっぱり手書きのほうが断然目立ちますよね。
パソコンの文字ってみんな見慣れてしまってるので。あんまり目に入らない。
あとは強調したいのであれば、サイズ。
- 斎藤
サイズですか。
- 田村
掲示物のサイズもやっぱり大事。
ちゃんと伝えたいものは大きく出すべきだし、そうでもないものは小さく出すべきだし。なんでも貼りすぎですよね。
- 斎藤
ありがちですよね。
- 田村
これは飲食店等でも思うんですけど、キャンペーンが終わってるものをいつまでも貼っている。
何の意味もないでしょって話で、だらしなさしか印象を与えないので。
- 斎藤
1年中冷やし中華みたいな。
- 田村
そうそう。真冬でも冷やし中華始めましたみたいに貼ってあると「えっ?」ってなるじゃないですか。
- 斎藤
違和感ありますね。
- 田村
全くプラスに働かないので。そこは改善すべきじゃないかなって思ってます。
- 斎藤
あくまでターゲットに合わせて院内環境つくるってことですし、そういった基本的なところですよね。
- 田村
そうですね。
- 斎藤
顧客視点にたって、院内をもう一度見渡してみると、色々見えてくることもあるかもしれないですね。
豪華にする前にそういうところやっておいたほうが良いですよね。
- 田村
まず、汚くしないこと。
あと一人先生でよくあるのが、机の上に書類が積んである先生、あれも駄目ですね。だらしない印象しか与えませんから。
時間がないとかよく言いますけど、いやいやそうじゃないでしょ、という。患者さんが見てるところですから、そこは。パソコンも綺麗にしなきゃいけないし。
受付が丸見えになってるところってありますよね。受付のカウンターの中。
- 斎藤
ちょっとみっともないですよね。
- 田村
みっともないと思うので、パーテンションでも何でもして、隠すべきだと思いますし、そのへんは環境面で言うと非常に気になる部分ですね。
環境面でもうひとつ、音楽。
- 斎藤
BGMですか。
- 田村
これも田村塾のコンテンツでも話しているんですが。
- 斎藤
田村塾では、そこまでコンサルで言ってるんですね。
- 田村
そうです、今後配信する内容?ですね。
サービスでよく五要素、五感というんですけど、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚、この5つの五感で人は物事を感じるので、五感すべてに対して環境面というのを意識しておかないといけないんですね。
今のは視覚の話じゃないですか。内装どうかとか、ポップがどうかとか、視覚の話。
聴覚の話っていうのがあって、音楽。これも合ってない音楽のところもやっぱりあるんですよね。
- 斎藤
ありますね、洋楽流れていたりとか。
- 田村
まぁ洋楽とかはまだ良いんですけどね。日本語の歌詞が流れたりすると、聞こえなかったりとか。
- 斎藤
たしかに。話しているのと混じっちゃったりしますよね。
- 田村
そう。そういうのがあるので、音楽というのはやっぱり気をつける。
自分のとこの接客と合ってないでしょ?っていう音楽が流れているところってあるんですよ。
接客は凄く居酒屋風の元気の良い接客で「いらっしゃいませーこんちわー!」みたいな感じの接客をしているのに、音楽はリラクゼーション(癒し)みたいなのが流れてるんですよ。
ちょっと違うよね、という。それは違うよね、という。
- 斎藤
そういう音楽って、先生の個人の趣味で決めてるんですかね?
- 田村
あんまり考えてないんじゃないですかね。
治療院だから、リラクゼーションの音楽流しておけば良いというような考えだったりする。でも、接客はすごく居酒屋風みたいな。それは結構多いですよ。
居酒屋風の接客をするなら、もっとアップテンポの音楽かけたらいいのにな、と思ったりする。
- 斎藤
元気になるようなやつですね。
- 田村
飲食店なんかも結構BGMに気を遣ったりしてる訳なんですよね。
そこはもうちょっと治療院も気をつかったほうが良いんじゃないかなというのはあります。
人によってはラジオ流れてますからね。
- 斎藤
本当ですか?
- 田村
本当。これはないな、って思いますからね。
- 斎藤
ききながら施術するんですね・・。
- 田村
修行先がそうだったとか、そういうのもあったりするみたいですけど。そういうのは良くないなって思いますね。
- 斎藤
そうですね。
院内環境を是非ちょっと見直していただいて、できるところから少しずつでも改善していただいたほうが良いですね。
- 田村
はい。
- 斎藤
はい、ということでですね、本日もたむ鉄をお届けしてまいりました。
- 田村
本日もご乗車ありがとうございました。
- 斎藤
ありがとうございました。