21ターン目 後半 「褒めるのが苦手な先生へ」
2014年08月21日(木)/
コンサル道中記
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- 斎藤
そうですね。ちなみに逆に女性の先生からする男性の先生の対応の仕方みたいなのをちょっと最後、なんかあれば。たぶんお聞きになってる女性の先生もいると思うんですけど。
- 田村
男性は基本的に褒めて伸ばす。
- 斎藤
もう単純なんですね(笑)。
- 田村
単純。豚もおだてりゃ木に登る。
- 斎藤
はい(笑)。もうまさに単純ですか。
- 田村
単純ですね。女性から褒められてうれしくない男性はいないので。
- 斎藤
いないですね。褒められたいですもんね。
- 田村
うん。でも結構女性上司ってガミガミ言っちゃうんですよね。
- 斎藤
うん。ガミガミって。駄目だったらガミガミガミ、みたいな感じですよね。
- 田村
そうそう。が、多いんで。感情でいくんで。感情でいくと感情で返ってくるんで。
- 斎藤
確かに。そこで対立しちゃうんですね。そっか。
- 田村
そうそう。だから上手な女性の上司の方は、褒めながら指導してるんですよね。叱ってるんだけど、叱ってることすら褒めてるみたいな人はめちゃくちゃうまいなって思いますね、やっぱね。
- 斎藤
なるほどなるほど。そうなんだ。
- 田村
エステ店とか、ちょっと業績上げる店長さんとかで、あんまりガミガミ言う人ってあんまりいないんですよ。基本、褒める。
- 斎藤
へえ。褒める。褒めて伸ばすんですね。
- 田村
褒めて伸ばすっていうタイプの人が多いので。ほかには男性ちょっと勘違いさせるぐらいに褒めといたほうが女性からは扱いやすいんじゃないかなって。
- 斎藤
なるほど。そうかもしれないですね。
- 田村
男って見栄の生き物なんで。
- 斎藤
わかります。
- 田村
叱られたっていうとプライドが傷つくんですよ。
- 斎藤
確かに。
- 田村
手法として、プライドを傷つけてやる気を出させるっていう手法もあるんですけど、基本的に、僕全然そういうのないですよ。もう女性にかなわないと思ってるんで。
- 斎藤
はい(笑)。そっか。
- 田村
もう全然ないですけど、多くの治療家の先生は、やっぱり男性のほうが上だと思ってる人が多いんで。
- 斎藤
そうですね。上に立とうと頑張るというか。
- 田村
そうそう。どうしても職人的な、体力的なところのものがあるせいなのかはわかんないけど。社会的にも男性社会だし、治療院業界って。あるんで、女性の上に立ちたい男性が多いんで、そこに対してガミガミ言っちゃうとプライドが傷ついちゃうんで、余計に反抗的になってくるっていうのはあるんで。
- 斎藤
なるほど。そうですよね。
- 田村
だったらもう褒めて褒めて。褒めて気持ちよくさせて仕事させたほうが賢いかなと。
- 斎藤
平和ですよね、きっと。中も。
- 田村
うん。とは思いますね。やっぱりすごく優秀な女性上司の方ってやっぱり褒めるの上手です。これはやっぱり男性にないスキルかなっていうのは思いますね。よく見てらっしゃるっていうのはありますからね。あと、褒めるポイントも女性と男性、ちょっと違って。
- 斎藤
なんかあるんですか。なんですか。
- 田村
男性は自分自身を褒められるのが好きなんですよ。割と。
- 斎藤
なるほど。自分の例えば能力とか、スキルとか。実績とか。
- 田村
そうそう。を褒められるのが好きなんですけど、女性は自分の持ってるもの。
- 斎藤
持ってるものですか。
- 田村
時計とか。
- 斎藤
アクセサリーとか、身につけてるものとか。
- 田村
アクセサリーとかを褒めたほうが喜ぶ傾向にはあるなと。
- 斎藤
そっかそっか。例えば髪の毛とか髪型褒めたりとか。
- 田村
そうそう。
- 斎藤
ちょっと今日お化粧いい感じとか。
- 田村
そうそう。女性で怖いのは、男性から見たらきれいに見えるポイント。例えば「足がきれいですね」とかっていうのを褒めに行くとするじゃないですか。実はそれがコンプレックスとかってあるんですよ。
- 斎藤
それは痛いですね(笑)。
- 田村
うん。もう沈没ですからね。
- 斎藤
そっか(笑)。褒めにいったがためにまた嫌われる、みたいな。
- 田村
うん。そうそう。「気にしてるんですけど」みたいな。
- 斎藤
なるほど。
- 田村
とか、あと男性上司が女性スタッフを褒めようとして、抽象的に「かわいい」とか「きれい」とかっていう言い方あるじゃないですか。
- 斎藤
はいはい。
- 田村
あれは女性からすると減点らしいです。
- 斎藤
どういうふうにかわいいかとか、もっと具体的に言わないといけないんですね。
- 田村
具体性がないと。言わないと、「言えば喜ぶと思ってるんでしょ」みたいなところがやっぱり出てくるらしいです。
- 斎藤
すごいですね。なるほど。すごい考えてますね、女性は。
- 田村
やっぱり捉え方がやっぱり全然違う。
- 斎藤
全然違いますね。男と。
- 田村
だから言葉一つの捉え方が全然違うんで。女性がやっぱり細かく捉えてくるんで。やっぱり女性と話すときってやっぱりその単語も、すごい僕は気を遣いますね。やっぱりね。
- 斎藤
気遣わないとあれですね。
- 田村
はい。変な単語を使っちゃったがためにそこで嫌われるとかいうのもあるんで(笑)。
- 斎藤
なるほど。
- 田村
ですね。以前、最近夜の飲み屋さんの店長さんと話してたんですけど、おんなじ話をしましたね。
- 斎藤
そうなんですか(笑)。やっぱり飲み屋さんの店長とか上司も、そういう扱い方をされてるんですか。
- 田村
はい。そうですね。一番投合したのは、さっき言った「悩みに真剣に乗っちゃいけない、相談に乗っちゃいけない」っていうのはめっちゃ意気投合しましたね。
- 斎藤
へえ。そうなんですか。
- 田村
これわかんないですもん、男性、もう。全くわかんないです。
- 斎藤
いや、わかんないですね。普通に聞いて普通にアドバイスしちゃいますもんね。
- 田村
しちゃいます。そうじゃねえんだよって顔されますからね。
- 斎藤
じゃないんですね。へえ。そっか。あとはもう逆に真剣に話してる、向こうは聞いてるように思えても「うぜえな、こいつ」って思われてる可能性もあるってことですね。
- 田村
そう。もう右から左。
- 斎藤
っていうことですよね(笑)。
- 田村
っていうことは、あれは衝撃でしたね。
- 斎藤
そっか。
- 田村
だからそのへんもう、感性が違うんだよっていうところを言ってあげたほうがよいかなと。
- 斎藤
なるほど。
- 田村
男性も女性も基本的に叱って気分のいい人はいないので。
- 斎藤
そうですね。
- 田村
そう。だから一番、言っとくと、男性上司は女性スタッフに命令をしちゃ駄目です。
- 斎藤
うんうん。命令禁止ですね。
- 田村
はい。命令しない。お願いするようにしないと、うまく動いてくれないですよっていうことを知っといたほうがいいかなと思います。
- 斎藤
お願い(笑)。なるほど。はい。今日もすごい勉強になりますね。はい。ということで今週も「たむ鉄」をお届けてしてまいりました。それでは田村車掌、ありがとうございました。
- 田村
本日もご乗車ありがとうございました。